いいな♡キュートな「ひょうたんめん」マスク!
by 丸黄うりほ
最近、街を歩いていると、とてもおしゃれなマスクをした人に出会うことがありますよね。私はいつも不織布の地味マスクで、「暑いわー」、「本当はマスクなんて嫌いなんだけど、人目があるから仕方ないわー」と思いながら歩いているマスク消極派なんですが。
ヒョウタン総合研究所・所員のふじっこさんは、ひょうたん楽器だけでなく、ひょうたんランプやひょうたんアマビエなんかも、さくさくと作ってしまう器用な人。なんと、この度はひょうたんマスクも作ってしまいました。
といっても、マスクがひょうたん素材でできているのではないですよ。それはそれで、作れるような気もするんですが。しかし、おそらく瓢臭がすごそう……。でも、ちょっと着けてみたいような気も……。
まあそれはおいといて。ふじっこさんは、ちゃんとガーゼ生地から縫製して、ちくちくと「ひょうたんめん」の刺繍をしてマスクを作りました。
ところで、「ひょうたんめん」とは? この日記をずっと読んでくださっている方なら覚えてくださっているでしょうか? 274日目(5月21日)の日記で、「わたしの理想のひょうたん」と題して紹介させていただいた『ひょうたんめん』のことを……。
『ひょうたんめん』(偕成社)は、鹿児島県の種子島に伝わる昔話絵本で、なんでも食ってしまうひょうたんの妖怪なんです。まあ悪もんなんですが、この本の赤羽末吉氏による絵が素晴らしいんですよ!悪のニヒルさと、ひょうたんらしいぐにゃぐにゃ感と、それでいてぬぐいきれない可愛らしさが一体となって、もうたまらん魅力爆発なのです。
ふじっこさんも、私の日記をみて絵本を購入。「ひょうたんめん」の魅力にすっかりノックアウトされて、マスク制作に至ったようです。
それにしても、ふじっこさん、マスクがとてもよくお似合いですよね。ブラウスの柄もなんとなくひょうたんの葉っぽいし、その後ろには庭で栽培中の十成ひょうたん「矢吹丈」と百成ひょうたん「ゴローちゃん」の蔓もさりげなく写り込んでいるし、ロケーションもばっちり!
こんなマスクなら、マスク積極派になれるかも?
(304日目∞ 7月2日)