旅立ったUFOの実がふくらんできました!
by 丸黄うりほ
今年、我が家でタネをまき、苗まで育ったひょうたんは、現在ベランダで栽培中のティトゥスだけが千成(もしかしたら百成)という品種。それ以外の5苗はUFOという品種でした。
UFOという名前のとおりの実がなるということで、もらっていただいた先でどんな形の実をつけるのか楽しみにしていたのですが、ついにその第一報が届きました!
結実しそうなのは、東大阪市のK・F さんにもらわれていき、「オグリ」という名前をつけてもらったひょうたん苗です。
雌花が咲く数日前に雄花が二つ咲き、K・F さんはその雄花をカットして冷蔵庫へ。そして、雌花が咲いた日にその雄花で受粉したそうです。雄花をカットしてジップロックに入れ、冷蔵庫に保存しておけば2、3日ほどもつということを私は数年前に発見し、苗をもらっていただいた方々にも推奨しているのですが、今回もうまくいったみたいでよかったよかった。
「オグリ」の雌花は、1枚目の写真のような形。花の下のふくらみの形がすでに UFO ですね。
授粉に成功した雌花は、現在どんどん大きくなってきているようです。2枚目の写真ではまだ小さいですが、これからもっとUFOっぽくなると思います。
K・F さんによると、後日もうひとつ雌花が咲き、そちらもどうやら授粉に成功したようす。UFO 2機、これからどんな姿を見せてくれるでしょうか。本当に楽しみです。
K・F さんにもらっていただいたUFO苗はもう一つあって、そちらは近くに住む姪御さんが栽培されているのだそうです。その苗、はじめは「なずな」と名付けられたときいていたのですが、いまは改名して「ヒョーたん」だそうです。
「ヒョーたん」の花はまだですが、緑の葉もきれいで大きさも揃い、苗自体はとても元気そうにしています。階段の手すりを利用して蔓を伸ばしていく作戦ですね。
「ヒョーたん」も、可愛がられて、きっと近いうちに花が咲き、実をつけてくれることでしょう!
(303日目∞ 7月1日)
丸黄うりほ ∞ ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョウタン総合研究所」立ち上げ所員。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンションのベランダでプランター栽培している。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。
ふじっこさん ∞ 「ヒョウタン総合研究所」所員。ひょうたん栽培2年生。今年は自宅の庭と畑で6品種6苗、会社で2苗のひょうたん栽培に挑む。そのようすを丸黄への報告と写真提供でリモートひょうたん活動中。