豊国神社の骨喰藤四郎しおり

by 丸黄うりほ

▲骨喰藤四郎しおり。銀色と黒色の2種。

▲ここにもひょうたん!唐門前の賽銭箱。

▲参拝者の願いが書かれた、ひょうたん型の絵馬。

 

昨日の日記では、京都東山の豊国神社の境内で、「東山瓢箪プロジェクト」としてひょうたんの栽培が行われていることについて書きました。

じつは私にはもう一つ、この神社に目的がありました。それは、ひょうたんモチーフの御利益グッズ。たぶん昨年末だったと思うのですが、骨喰藤四郎しおりが新たに加わったそうなのです。その情報を見つけてからずっと欲しいなと思っていたのですが、身内に不幸があったりでお参りがかなわず、忌明けの今ようやく授けていただくことができました。

ところで、骨喰藤四郎とは?みなさんはご存知だったでしょうか。私は知りませんでした。なんだかアニメの登場人物みたいな名前だなーと思っていたら、本当にアニメのキャラクターが検索でヒットしました。おそらくこれは、この豊国神社の骨喰藤四郎からとられた名前なんでしょうね。

骨喰藤四郎は「ほねばみとうしろう」と読むそうです。豊臣秀吉が所有していた日本刀で、現在は重要文化財に指定され、豊国神社が所蔵し、京都国立博物館に寄託されているようです。

しおりは、その骨喰藤四郎を中心として、周囲にひょうたんがぐるりとあしらわれたデザイン。部分的に見えているものもあわせると、1枚のしおりに15個のひょうたんが配されています。金属製でメッキは黒色と銀色の2種類。

これを本にはさみながら読書をすれば、武力と知力とひょうたん力の3つの力が叶えられそう?

というわけで。豊国神社で栽培中のひょうたんを見せてもらい、欲しかったしおりを戴いてほくほくの私でしたが、ここでもうひとつひょうたんを発見。

去年11月に参拝したときには気がつかなかった(なかった?)のですが、今回よくみると唐門前にお札納めがあり、その横に備えられた賽銭箱は、本物のひょうたんと竹筒でできていました。

賽銭箱も、このようにひょうたんを使うと風情がありますね。そのかわいらしさに、私は思わず財布から小銭を取り出していました。

(298日目∞ 6月24日)