上品な庭、魔界な畑!!
by 丸黄うりほ
雨の日が続く梅雨のシーズンは、人間にとっては鬱陶しくて嫌な季節ですが、庭や畑で育つ植物たちにとってはうれしい季節。たっぷりと雨を吸い込んだ土が植物たちを大きく育てます。
ふじっこさんの庭と畑のひょうたんたちも、梅雨の1週間ですっかり様変わりしました。
まずは、庭の方から見ていきましょう。
先日、雌花が咲いた豆ひょうたん「里中智」の実は、7センチほどにふくらんできました。このときの授粉相手は十成の「矢吹丈」。同じ日に「里中智」の雄花がいなかったため、別の品種である「矢吹丈」の花粉を拝借しての人工授粉でした。豆ひょうたんの実は通常5〜7センチほど。もし、このままさらに大きくなるようだったら、25センチほどになる十成の遺伝子を受け継いだ実ができたということになりそうです。しばらく様子を見守っていきたいですね。
その十成の「矢吹丈」は、あいかわらず雄花だけが咲いているようです。3枚目の写真の花も雄花だそう。雨ですっかり花粉が洗われて、まるで雌花のように見えますね。この日もお相手の雌花は咲かず、イケメン矢吹の花はたった一人で枯れていったそうです(泣)。
百成の「ゴローちゃん」は花はまだのようですが、ハート形をした葉もきれいに揃い、2本のひょうたん苗が上品ないい感じに伸びてきています。
これに対して畑の方は……!!
4枚目の写真を見てください。まさに魔界であります。
手前から大瓢タワーの「超明日香」、大ひょうたんの「ロック」、スーパー長瓢の「おろち」。すべて体長2メートルを超えています。うねりまくる葉は巨大で、ボディビルダーみたいに筋肉ムキムキ、葉脈が筋張っています。
大ひょうたんの「ロック」には雌花も咲いたそうですが、同じ日に咲いた雄花はなかったそうです。残念ですが、6枚目の写真をよく見るとうしろのほうにまた雌花のつぼみがついているのが見えます。
大瓢タワーの「超明日香」にも近々咲きそうな雌花と雄花がついているそうです。畑にもついにランデブーシーズンがやってきたってことですね!このチャンスを逃さず、ここで一気に大きな実をならせてほしい!
(294日目∞ 6月18日)