成長期、追肥はいつも難しい!
by 丸黄うりほ
我が家のひょうたん「ティトゥス」の子蔓が、左右あわせて4メートルを超えました。2本の蔓はどちらも1日に10センチペースで伸びています。脇芽(孫蔓)もどんどん出てきています。蔓の誘導と脇芽カットで本当に毎日忙しいです。
葉の状態は植物の健康状態を示すバロメーターだと思うのですが、子蔓の葉には親蔓のような垂れ下がりはなくなったかわりに、色むらが出てきたように思います。これなんなのか?調べてみましたがよくわかりません。しかし、何かの栄養素が足りていないせいではないかという感じがします。
今年は去年の反省もあって、かなり元肥を控えめにしました。去年の反省というのは、蔓割れ病が出てしまったこと。蔓割れ病の直接の原因はフザリウムという菌なのですが、悪化させてしまう要因のひとつにチッ素肥料のやりすぎがあることが判明しています。
追肥も、去年の栽培記録ではもう今の時期には行っていたのに、今年はまだです。葉の色が悪いのは、肥料切れなのかもと思い至りました。
ということで、遅まきながら追肥をしました。今年使ったのはチッ素 :リン酸:カリが 10-10-10 の粒状の化成肥料です。この時期の追肥には毎年油かすを与えていたのですが、これも去年の反省からやめました。油かすは、チッ素:リン酸:カリが5-2-1などの割合で、チッ素が多め。ただ、今回与えた化成肥料はゆっくりと効くタイプなので反応が遅い。なので、翌日にハイポネックスの標準タイプ(6-10-5)を与えました。ハイポネックスのような液肥は反応が早い。今年はそうやって様子を見ながら、ちょっとずつ追肥していく作戦です。うまくいくでしょうか。
追肥のついでに、土も少し足しました。定植の時に使ったのと同じ「タキイの培養土」に、「カニ殻」と「すぐ植えられる石灰」を少量ずつ混ぜたものです。土の表面をできるだけ平らに整えてから、ばらまくタイプの殺虫剤オルトランもまいておきました。近いうちに定番の殺菌剤ベンレートも施して、梅雨期を乗り切る殺虫殺菌ガードを整えようと思います。
今の「ティトゥス」の伸び方から推測すると、おそらくあと数日で子蔓の摘心ができそうです。この調子で頑張れー!
(292日目∞ 6月16日)