うれしいな♡ ひょうたん仲間が増殖中!
by 丸黄うりほ
「いつもはグリーンカーテン的にキュウリやトマトを育ててるんですが、今年は千成ひょうたんを植えてみることにしました」といううれしいメールが届きました。京都市左京区にお住いのワタナツさんからです。
ワタナツさんは、私のひょうたん音楽活動である「オール電化ひょうたん」や、「ヒョウタン総合研究所」のライブを何度も見てくださっていて、この「ひょうたん日記」もよく読んでくださっている方です。地味なひょうたん啓蒙活動が届いた……。新たなひょうたん仲間が増えた……。じーんとしますね。ひょうたん者にとって、これほどうれしいことはありません。
送られてきた写真をみると、千成ひょうたんは色が薄く、かなり徒長していました。というか、6月によくひょうたんの苗が手に入ったなと思います。
ひょうたんの苗が一般の園芸店やホームセンターに出回り始めるのは4月で、定植の適期は4月末から5月ということになっています。6月になると売れ残った苗は片付けられてしまうことが多い。徒長していても、小さなポットでここまでよく頑張った。この千成はもしかしたら生命力の強い子かもしれません。
しかし、写真の横にちらっと写っている緑色の葉が気になりました。同じプランターに一緒に植えている苗はなんだろう?ウリ科植物の葉っぽいんだけど?
ワタナツさんから返答あり、「ゴーヤです!」とのこと。
なんと、ゴーヤだったのか……!!
2枚目の写真が届きました。左が千成ひょうたんで、右はまごうことなきゴーヤです。しかも、緑色が濃くてとても元気そうな苗。ひょうたんはすでに花まで咲いています。これは、どう見てもゴーヤに分がありそうです。
私はワタナツさんにメールしました。「ウリ科植物同士は交雑しやすいので気をつけてくださいね!イボイボのあるひょうたん、くびれのあるゴーヤができるかもしれません」
するとワタナツさんから「気をつけます」と返信が来たものの、フェイスブックの投稿をみると「イボイボのあるひょうたんと、ひょうたん型のゴーヤができるのを楽しみにしています」との書き込みが!あかんあかん、ひょうたんには毒があり、ひょうたん型のゴーヤにも毒性が出てしまう。それなのに、他の人も「隣のおっさんの子だとばれて修羅場」とか「外人と不倫しちゃったかんじ」などと面白がって書き込んでいる始末……。
ま、しかし。いいのかな。望まれているのが緑のカーテンってことは、万一ハイブリッドな子ができちゃったとしても。
ワタナツさん、間違っても実は食べないようにお願いしますよー!
(288日目∞ 6月10日)