UFO たちは飛び立っていきました!
by 丸黄うりほ
我が家で定植したひょうたんティトゥス以外に、今年は5つの苗が定植サイズまで育ちました。ティトゥスの品種名はおそらく百成か千成だと思われるのですが、それ以外の5苗はUFOという比較的珍しいひょうたんです。スタンダードとは違う、まるで UFO のような変わった形の実がなる品種なので、引き取っていただける方はいるかな……と心配していたのですが、5苗とも無事に新天地に飛び立っていきました。
5月19日に飛び立った UFO のうち2つは東大阪市のK・Fさん宅へ。1つはお料理の先生「ウーピーキッチン」の西山朝子さん宅へ。5月25日に飛び立った1つは北浜のカフェバー「フレイムハウス」さんへ。いずれも、我が家でつくった苗を去年も引き取ってくださり、全員がみごとな実をならしてくださった方ばかり。きっと今年のひょうたんも大切に育ててくださることでしょう。
あと1つは、神戸市の灘中央市場のなかにあるコミュニティスペース「いちばたけ」さんで育てていただけることになりました。以前、この日記で紹介したこともある、ひょうたんモジュラーシンセ制作でお世話になった「Happy Star Interface」さんの新拠点が同じ市場内にあるというご縁です。苗をお渡しするために昨日現地に行ってきたのですが、いろいろな野菜や植物が植えられていて、近所の人や子どもたちにも楽しんでもらえる雰囲気。UFOよ、しっかり実をつけて、みなさんに可愛がられるひょうたんになるのだよ!
最後に、タネの芽出しから苗づくりまでの期間に気づいたこと、反省点などの覚え書きを記しておきます。
- ひょうたんの芽出しに必要なのは、適度な湿り気と25度以上の温度。順調に芽が出るときは3日で出る。それ以上かかりそうなときは土にまいておくと寝坊ひょうたんが目を覚ますこともある。
- ひょうたんの芽は1センチくらい伸ばし、芽を下向きにした状態でポットに並べて土をかぶせる。このとき、覆土は1センチ厚さを守ること。浅いと殻付きのまま双葉が出てくる。水は少なめにし、湿らす程度でよい。温度は25度以上を保つ。
- 土から双葉がちらっとでも出たら、すぐ陽に当てること。そのままにしておくとモヤシになる。
- 双葉から苗の時代は基本的に陽に当てるが、強すぎる日差しは焼ける。水は少なめ。気温が高く水が多いと徒長する。また、強すぎる風はダメだが適度な風は根を強くするので良い。昼間は発泡スチロールの箱に入れて外へ出し、夜は室内で保護する。
- とはいえ、気温や天気や風の強さはコントロールできないので、苗の様子を毎日よく見ることが大切。安定した環境が欲しい場合は、温室、植物用LEDライト、扇風機などが必要。
(277日目∞ 5月26日)