UFOのタネを注文しました!

by 丸黄うりほ

▲UFO(ユーホー)。数年前に我が家のベランダで収穫したもの。

▲まったく変化のない「オクダイプ」と「ギフヒョウ」。

 

暖かい場所において、発芽するのを待っているひょうたん「オクダイプ」と「ギフヒョウ」のタネですが、一週間たってもなんの変化もありません。昨日の日記では、私よりも数日早く芽出し作業に入っていたふじっこさんの「オクダイプ」と「ギフヒョウ」と「ランプヒョウ」にも、まったく変化がないということを書きました。

もう数日間ようすを見ないとわからないとは思うのですが、もしかしたら全滅の可能性もあると思います……。ひょうたんはもともと発芽率の悪い植物で、タネが湿気てしまうとさらに発芽率が下がるようです。市販のタネではない場合、この保管方法がどうもネックになるような気がしています。日本は湿度の高い国ですからね。

ということで。私は本日、UFO(ユーホー)のタネを注文しました。

UFO(ユーホー)というのは、ひょうたんの品種名で、その名の通り UFO みたいな形の実がなります。

私は、この品種を数年前に一度だけ育ててみたことがあるのですが、このときの苗からはカボチャみたいな形の、ひらべったいひょうたんがなりました。いちばん上の写真がそれです。ひらべったいので弦楽器の胴として加工するのには使いやすかったんですが、ちょっと思っていたのとは違う形でした。本来のUFO(ユーホー)は、上部に盛り上がりがあるはず。カボチャではなく、一応ひょうたんですからね。なので、いつかリベンジしたいと思っていたのです。

UFO(ユーホー)は珍しいひょうたんで、購入できるのは福井シード株式会社という種苗メーカーです。ここは他にもいろいろな珍ひょうたんのタネを扱っているので、ひょうたん好きならチェックしておいてもいいと思います。

UFO(ユーホー)のタネが到着するまで一週間ほどかかるようです。もし、それまでに「オクダイプ」または「ギフヒョウ」の芽が出たら、今年はそのひょうたんを育てる。もし出なかったら、届いたタネでイチから再出発することにします。2020年のひょうたん栽培、運命やいかに?

(253日目∞ 4月16日)

 

丸黄うりほ ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョウタン総合研究所」立ち上げ所員。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンションのベランダでプランター栽培している。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。

ふじっこさん 「ヒョウタン総合研究所」所員。ひょうたん栽培2年生。今年は自宅の庭と畑で6品種6苗のひょうたん栽培に挑む。そのようすを丸黄への報告と写真提供でリモートひょうたん活動中。