タネの直まき、ゲリラまき!

by 丸黄うりほ 

▲ふじっこさんの「オクダイプ」にカビが?

▲直まきセット「ギフヒョウ」(左)と「ランプヒョウ」

▲残った「ランプヒョウ」はゲリラまき!

 

この日記の248日目(4月9日)に、ひょうたんのタネの芽出し作業に着手したことを書きました。

ちょうど1週間たったんですが、うちのひょうたん「オクダイプ」と「ギフヒョウ」には、どちらもまったく変化の兆しが見えてきません。でも、去年もタネから芽が出てくるのに一週間くらいかかりましたし、今年は芽出しを始めてから急に寒くなったので、もうすこし様子を見ようと思っています……。

私よりも数日早く芽出し作業を始めていたふじっこさんのほうも、まったく変化がないそうです。しかも、そのなかの「オクダイプ」にカビらしきものが生え始めたとのこと……。1枚目の写真なのですが、ちょっとわかりにくいでしょうか。これはもしかしたら……、残念パターンなのかもしれません……。

タネまきには芽出しをせずに直接土にまく方法もあります。私は昨年、芽出しをしてから土にまく方法と、土に直接まく方法の両方を試してみたのですが、土に直接まいたほうはなかなか芽が出てきませんでした。結局、トータル時間で見ると芽出しをしてからまいたもののほうが早かったのです。

ですが、いつまでたっても芽が出てこない。カビっぽいものが出始めた。ということで、ふじっこさんはついに直まきも試してみることにしたそうです。2枚目の写真、左のポットの前に置かれたのは「ギフヒョウ」のタネですね。右は、養老の「らんぷ館」で入手した「ランプヒョウ」のタネです。

さらに、残った「ランプヒョウ」のタネを全部、庭のあいているところにゲリラまきしたそうです。3枚目の写真、パンジーがきれいに咲いている横の、赤マルのところ。

芽出ししたタネと直まきしたタネは、もう少し我慢してお世話をしてやったら、もしかしたら発芽してくれるかもしれません。まだ希望は残っていると思います。そして、ゲリラまきのタネから芽が出たら、そいつはきっとかなりのツワモノでしょう。

(252日目∞ 4月15日)

 丸黄うりほ  ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョウタン総合研究所」立ち上げ所員。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンションのベランダでプランター栽培している。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。

ふじっこさん  「ヒョウタン総合研究所」所員。ひょうたん栽培2年生。今年は自宅の庭と畑で6品種6苗のひょうたん栽培に挑む。そのようすを丸黄への報告と写真提供でリモートひょうたん活動中。