今年はどのひょうたんを栽培しようかな?

by 丸黄うりほ

▲左はイプのタネ。右はおそらく百成のタネ。

 

「ひょうたん日記」読者のみなさま、こんにちは。いつもお読みくださっている方、ありがとうございます。「今日はじめて読んだ」というあなたは、すごくタイミングがいいですよ。なぜなら、このコーナーは昨日で一区切りして、今日から新しい1年間に入るのです。

「ひょうたん日記」では、私こと丸黄うりほが、ひょうたんをタネから育てて、花を咲かせ、その実を収穫して、水浸け・乾燥などの処理を行って作り上げたひょうたんを、楽器に加工するところまで半年から1年かけて報告します。今年は、私の自宅がある大阪府大阪市のマンションベランダからの報告だけではなく、ひょうたん音楽ユニット「ヒョウタン総合研究所」所員のふじっこさん宅、三重県いなべ市からも栽培の様子をお届けします。

また、栽培報告の合間に、街で見かけたひょうたん物件や、ひょうたんにまつわる雑学などもたっぷりとはさんでいきますね。

そして。毎週月曜日は、私のひょうたん師匠である奥田亮さんが独立したコーナーとして担当してくださることになりました。そのコーナー「ひょうたん日記∞でれろん暮らし」のスタートは4月6日(月)から。長野県小布施町から週1で届くひょうたん楽器や栽培の話も、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

ということで……。

我が家のベランダでは、今年はどのひょうたんを栽培しようかな?

ひょうたんには、いろんな品種があるのです。ふくらみが2つあってウェストのくびれた、いわゆるひょうたん型をしているひょうたんにも、大小さまざまなものがあります。そのほか、くびれがなくて丸いもの、長いもの、ふくらみが1つだけのもの、表面がいぼいぼしているものなどもあります。

あれもいいな、これもいいなと思うのですが……。

迷った末、今年は写真の2種類のうちのどちらかにしようと決めました。左は、ハワイのイプのタネです。前述のひょうたん師匠・奥田さんからいただいたもの。右は、おそらく百成のタネで、岐阜県ひょうたん実行委員会さんからいただいたもの。発芽率がどのくらいかわからないので、両方のタネをとりあえず発芽させてみようと思います。

ひょうたんのタネの発芽に適した時期は、桜の開花のころ。そう、まさに今がジャストタイム。

2020年のひょうたん栽培、いよいよスタートいたします!

(242日目∞ 2020年4月1日)