2019年ひょうたん栽培を振り返る
by 丸黄うりほ
2019年4月1日から書き続けてきた「ひょうたん日記」。年度末ということで、きょうは昨年のひょうたん栽培の総まとめと反省を行います。
昨年のひょうたんは中型の実がなる販売名「大ひょうたん」、実質は「中ひょうたん」で、個体名はウェスパシアヌスと名付けました。ウェスパシアヌスには結局8個の実がなり、まあまあうまくいったと言えると思います。
しかし、最大の反省点は「蔓割れ病」の症状が出たことです。一時はこのまま枯れてしまうかもしれないと本気で思いました。
「蔓割れ病」は、ひょうたんがかかる病気のなかでも、最も恐ろしいものの一つです。この病気にかかった株は、ほぼ数日のうちに全部が青枯れてしまいます。それだけではなく、翌年以降の栽培に影響します。病気の原因はフザリウムという菌で、土の中に長くとどまり、土壌汚染を引き起こすのです。畑でこの病気が出た場合は、その場所での栽培をあきらめるか、大胆な土壌改良を行わなければなりません。
実は我が家でこの病気が初めて発生したのは2017年で、その年の株はたった一日で枯れてしまいました。次の年は栽培をあきらめ、2019年、つまり昨年栽培したのがウェスパシアヌスです。うちはプランター栽培なので土は毎年新しいものに入れ替えていますし、プランターもネットも2017年のものは捨ててしまいました。なので、まあ大丈夫だろうと甘く見ていたのです。
昨年の被害は、おそらく2017年の菌がどこかに残っていたためだと思います。どこに残っていたのか? いちばん疑わしいのは、ベランダに取り付けているラティスです。それからベランダそのもの。これらは簡単に取り外したり捨てたりすることができませんから、ここで栽培を続けるなら、しっかりと殺菌するしかないという結論に達しました。
あと、「蔓割れ病」になりやすいのは、水はけの悪い土。そして、窒素肥料のやりすぎだということもわかりました。土に関しては、昨年はホームセンターで最安値のものを買ってきてしまったので、今年はケチらず良質なものを求めようと心に決めました。
ウェスパシアヌスの復活には、殺菌剤ベンレートを週1回与えたことと、メネデール、ハイポネックスの合わせづかいが効果的だったと思います。今年も、殺菌剤は必須になると思います。
以上、2019年の大・大・大反省でした。
さて。「ひょうたん日記」を1年間読んでくださったみなさま、ありがとうございました!明日からは新しいフェーズに入ります。どうぞご期待くださいね!