新大阪駅限定のお菓子「天下円満」

by 丸黄うりほ

▲泉寿庵エキマルシェ新大阪店

▲ひょうたんマークの和菓子「天下円満」パッケージ

▲「天下もち」はTENGA MOCHI。読みは「てんが」

▲「天下饅頭」と「天下もち」2種の詰め合わせ

▲お菓子の下にひょうたん発見!

 

先週の金曜日に続いて新大阪駅からお届けします。

新大阪駅コンコースの「千成びょうたん」をじっくりと観察した後、私は構内のお土産屋さんを見て回ることにしました。待ち合わせの定番スポットであり、超有名ひょうたんモニュメントである「千成びょうたん」のお膝元ですから、もしかしたら、ひょうたんモチーフの商品がざくざく見つかるかも……。

そんな期待を抱いていたのですが、見つかったのは2件のみでした。それも、1件は商品の箱にひょうたんで囲んだ社名が印刷されているだけで、ひょうたんモチーフとは呼べないレベルのもの。

はっきりとひょうたんを打ち出していたのは、宝塚に本社がある御菓子所・泉寿庵の「天下円満」という商品でした。店頭には大阪城の模型とともに「新大阪駅限定販売」というポップが。

「天下円満」は、粒あんをやわらかな羽二重ふうのお餅で包んだ「天下もち」と、白あんをアーモンド粉、山芋粉をブレンドした皮で包んだ「天下饅頭」を詰め合わせた商品で、それぞれ単品でも売っていました。

包装紙には金色のひょうたんマーク。個別包装にも金色のひょうたんマーク。ただし、それほど大きなあしらいではありません。

「天下円満」というネーミングは、豊臣秀吉が「天下円満」を願ったことからつけたと栞に書いてありましたが、私は初めて聞く言葉でした。天下泰平なら知っていましたが……。まあそれはおいといて。

このお菓子を買って、自宅でいただくことにしました。お菓子を箱から取り出すと、下に敷いたケースにひょうたんが型押しされていました!これは可愛い!

お菓子そのものはよくある楕円形で、ひょうたん型ではないのが残念でした。ひょうたん型にお菓子を形成するのって難しいのでしょうか。

お味もパッケージも総じて、とても品の良いひょうたん菓子という感じでした。大人のおつきあい、ビジネスのおつきあいには、このくらいがちょうどいいひょうたん濃度と言えそうですね。