ひょうたんの聖地・養老(7)ひょうたん会館とは
by 丸黄うりほ
「ひょうたん会館」は、「安田ひょうたん店」のすぐ近くにあります。「安田ひょうたん店」が養老の表ひょうたんだとすると、こちら「ひょうたん会館」は、裏ひょうたんなのかもしれません。観光地独特の、昭和っぽい怪しい魅力をもつひょうたんスポット。
「ひょうたん会館」の入り口には大きなひょうたんモニュメントが立っていて、駐車場もとても広いので、自家用車で来る人には便利です。建物の壁に六瓢、三角屋根の上にもひょうたん風見鶏が立っているのがうれしいですね。しかし、「ひょうたん会館」の書体や、「珍古瓢」という言葉に、なんとなく秘宝館めいた大人の雰囲気を感じ取ってしまうのは私だけでしょうか……。
建物は2階建てで、1階のガラス戸を開けると中はお土産屋さんになっていました。
養老にはたくさんのお土産屋さんがあって、たいていは地元名物のお菓子や漬け物や置き物や絵葉書なんかがいろいろとおいてあり、その横にちょっとひょうたんも売っているという商品構成が一般的であるようです。しかし、ここは「ひょうたん会館」だけあって、ひょうたんの置き物や飾り物など、ほぼひょうたんグッズだけに絞り込まれています。美術工芸品や高級ひょうたんは少なめで、お土産にちょうどいいくらいの価格のものが多かったです。
普段ひょうたんを楽器にしている私はつい忘れがちなのですが、ひょうたんといえば一般的には飾り物なのですよね。店内のポップに「末広がりの瓢箪は、気を貯める道具として使われ、財運をもたらすとされます。西(金運)、東北(財運)の方位に飾ってください。運気が上がります」とありました。方位が決まっているのですね。
さて、ここの見どころはなんといっても2階の展示です。入場料100円を払って、ふじっこさんと私は階段に向かいました。上り口の雰囲気だけですでにドキドキしますね。明日のレポートにどうぞご期待ください!