今度こそ!末成「ウェス実8号」の乾燥
by 丸黄うりほ
今週月曜日に乾燥をスタートしたものの、その強い瓢臭に耐えきれず次の日にまた水に戻すことになった末成ひょうたん「ウェス実8号」。その成り行きについては203日目( 2月3日)と204日目(2月4日)に書きました。
きょうは、「その後どんなもんかなー?」と思って、水浸け容器のフタをあけてみました。
においはすっかり薄まっていて、これならいけるという感じ。ですが、なぜか水がほんのりと赤い。「ウェス実8号」の表面には、火曜日にはなかった茶色っぽいシミがうっすらと出てきているように思いました。
「ウェス実8号」を水から出して中身を振り出してみると、タネはまったく残っていません。……が、ほぼ透明の水に混じって、赤い繊維のようなものがひらひらと降りてきます。血液のような赤色です。これはいったい?
この赤いものが、ひょうたんの繊維であることは形状から間違いないと思うのですが、なぜこんな色をしているのでしょうか?繊維はたいてい白色か、黄色っぽい薄茶色のことが多いのに。水の色がなんとなく赤色っぽいのも、これのせいだと思われます。
私は、ふとゴーヤのタネのことを思い出しました。ゴーヤのタネはたいてい白っぽい色をしていますが、ごくたまに毒々しいような赤色のことがありますよね。あれと同じようなことに「ウェス実8号」はなっているのではないか?
しかし不思議なのは、同じ苗の他の実たちには全然このような赤い色は見られなかったことです。なぜ、この実だけがこんなにもいろいろ他と違うのだろう。謎ですね。ほんとに変わった末成くんです。
まあ、臭いのほうは、もう干しても大丈夫そう。ということで、私は中身をからっぽにした「ウェス実8号」の口部にワリバシを差し込み、コーヒーの空き瓶に逆さまにして立て、再び乾燥の態勢に入りました。
今度こそ、遅れてきた末成の実の乾燥が滞りなく進みますように。
そして、先に成った他の実たちと一緒に、仕上がり写真の記念撮影が早くできますように。
※次回208日目は2月10日(月)にアップします。