ウェス実5、6、7号たちの仕上がり
by 丸黄うりほ
世間は新型肺炎の話題で持ちきりですが、私は今年に入って3回目の風邪をひきました。何の変哲もないふつうの風邪です。熱は高くありません。しかし、まだ今年が始まって1カ月とちょっとなのにひきすぎ。
気になって、なぜこんなに風邪をひくのか調べていたら、「空気の乾燥」というのに思い当たりました。それで昨夜はマスクをつけたまま寝てみたのです。すると喉の痛みがかなりマシになりました。
風邪とひょうたん。あまり関係ないようですが、じつは185日目(1月7日)の日記で乾燥の開始をお知らせした「ウェス実5号、6号、7号」が、とても早く乾いたのでした。ひょうたんの室内干しは、通常1週間から10日ほどかかります。しかし、この3個は4、5日ほどでだいたい乾きました。皮が薄いのかなと思いましたが、そうでもない。結構しっかりした皮です。つまり、我が家の室内の空気が非常に乾いているということです。
1月は大阪音楽大学の「音楽資料館」の話や、新しい楽器作りのことなど、この日記でほかに書きたいことがいっぱいあって、「そのうちに」と思っているうちに「ウェス実」たちの仕上がりについて書くのが遅くなってしまいました。
ということで、今やしっかりと乾燥して仕上がった3個。
水浸けの途中で大きなシミができてしまった「ウェス実6号」は、乾燥が終わってもシミは薄くなりませんでした。しかし、なんというか、いい感じに個性が出た。私はわりとこのシミ好きです。この風情を生かして楽器にしてやれたらいいなと思います。
「ウェス実5号」は、くびれが非常に強く、全体的に少し傾いでいます。それが個性になっていて可愛らしい。この形もかなり好きだなぁ。
3個のうちでいちばん大きい「ウェス実7号」は、くびれが少なくてずんぐりした形。皮の表面全体にはぼこぼこ、ざらざらとしたあばたのようなものがいっぱいあります。なぜこんな吹き出物が出るのかはわかりませんが、こんな模様をわざと出したくても出てこない。これはこれで面白いなと思います。
3個の仕上がりはどれも個性的で、私としては大満足です。