末成ひょうたんの瓢臭がすごくて……
by 丸黄うりほ
昨日の日記で、末成の実「ウェス実8号」のタネや中身を振り出し、ワリバシに挿してコーヒー瓶に立てて、乾燥を始めたことを書きました。
その状態で部屋に置き、いつものように生活していたのですが。
なんか……臭いんです。
水浸けひょうたんの処理をした後は部屋がうっすら臭うのが普通なので、今回も「まあ、いつもと同じよね」と思っていたのですが、ちょっとこれはひどい……。ドブを思わせる瓢臭が、部屋の空気全体に色をつけているよう。
それで、私はひょうたん水を流した排水溝をきれいに掃除しました。それから、タネや皮を捨てたゴミ箱の中身も、階下のゴミ置場に運びました。これで臭いは薄まるだろう。そう思って、仕事も家事もすっかり終えて、おふとんに入りました。寝ようと目をとじると、やはり鼻元にぷ〜んと臭う……。
私はふとんから起き上がり、ビンに立てた「ウェス実8号」に鼻を近づけました。
うっ!! 犯人はこいつだったのか……!!
ということで、私は「ウェス実8号」をコーヒー瓶から出してワリバシをはずし、空洞に水を満たして、再び水を入れた容器にころがしました。
すると、なぜか浮いてくるのです。ひょうたんの中に水が満タンに入っていれば沈むはずなのに。つんつんと何度突き返しても浮いてくるので、私は「ウェス実8号」の口にワリバシを差し込み、中をグリグリとかき回してみました。
まあ、すると。白いワタがどっさり出てきた!ワタは水の上にぷかぷかと浮かびました。タネは振り出せても、ワタがまだこんなに中に残っていたのですね。そりゃ、浮くはずだし、臭いはずだわ。
ワタをだいたい出し終わり、再び水を満たすと「ウェス実8号」はちゃんと水に沈みました。
というわけで、末成の実は再び水浸け状態にもどりました。昨日、水浸けを1回ですましてしまったのは失敗でした。タネが残っていなくても2回は浸けなおさないと臭いはとれないのですね。この瓢臭が薄まるまで、あと数日浸かっていてもらいましょう。