ひょうたんぎっしりの大箱が届きました!(1)

by 丸黄うりほ

▲師匠・奥田亮さんから届いた大型段ボール!

 

この日記で何度か書いているように、私にはひょうたん師匠がいます。昨年末の冬至の日に京都・丸太町の「Zac Baran」で開催された、「年忘れ!歳末ひょうたんづくし」というひょうたん楽器だけの演奏会。そのときにトリをつとめた「おくだりょうとひとりひょうたん楽団」の奥田亮氏がその人です。

年が明けて、奥田さんからメールがきました。タイトルは「ひょうたん要りませんか?」。えっどういうこと?とメールを読むと。

奥田さんは、長野県の小布施町で古本と雑貨のお店を営みつつ、デザインと編集の仕事をして、さらにひょうたん栽培とひょうたん楽器作りもしている人なのですが。そのお店「スワロー亭」の改装を近々予定されているようなのです。メールには次のような文言がありました。

「うちの改装にともない、在庫ヒョウタンを一掃(とまではいかないのですが)処分しようと目論んでいまして、ヒョウタン総研でもらっていただけないでしょうか」

私たちの4人組ユニット「ヒョウタン総合研究所」のほうは、新年に入って新メンバーを迎え、新たなひょうたん楽器作りにいそしまねば。そのためにはひょうたんがたくさん必要だ!と思っていたところです。素晴らしいタイミング。でも、処分だなんて、いいのでしょうか奥田さん?「一掃 (とまではいかないのですが)」と書いてあるから、そこは大丈夫なのかな?

ということで、お言葉に甘えて我が家に送っていただきました。届いたのは65×45×30センチの大きな段ボール箱。開けてみると、ひょうたんがぎっしり!!

奥田さんちの庭で育ったひょうたんたちは、大きさも形もさまざまです。中ひょうたん、千成ひょうたん、鶴首、アメリカひょうたん、長瓢など種類もいろいろ。そして、それらが交雑してできたであろうひょうたんたちもたくさん。表面にカビのはえたものもあるし、つるつるのもある。それぞれにストーリーをもっていそうなひょうたんばかり。全部で35個ありました。

箱いっぱいのひょうたん、イコール箱いっぱいの愛。

せっかく「ヒョウタン総合研究所」宛てにいただいたのだから、これはなんとしても楽器にしてやらないと。