カリンバっぽい楽器を作りました。(1)
by 丸黄うりほ
昨日に続いて、茨木市の「リノベのいばらき」でのひょうたん楽器作りについて書きます。
ビリンバウのほかに、もう一つ作ろうと準備して行ったのがカリンバです。カリンバは親指ピアノとも呼ばれるアフリカルーツの楽器で、細い金属の棒を並べ、指ではじいて演奏します。
この金属の棒はもともとは自転車のスポークや傘の骨からリサイクルして作られたものらしいですが、そこから作るのはちょっと無理。ってことで、金属のパーツだけ通販で買いました。すると、本当に針金みたいな金属だけが届き、説明書もないし、どう組み立ててもこれだけでは響きそうにない。
で、完成品のカリンバの写真をよくみてみると、金属の下にブリッジとなる2種類の木が必要なんですね。そのほかに、台となる木も必要です。
私はホームセンターで、アガチス、ヒノキ、ファルカタ材などの板や棒を買い込んで、それを持って行きました。
それから、金属パーツの横幅にあわせて直径20センチくらいのふくらみをもつひょうたんを数個持って行きました。そのうち一つは割れていたんですが、ちょうどいい形と大きさだったのです。
まず、台に使う木について「リノベのいばらき」のインスタラクターで家具職人の上野大さんに相談してみました。私はなんとなくヒノキがいいんじゃないかなぁと思っていたのですが、上野さんがぱっとみて選んだのはアガチス。「かたいほうがいいでしょう」とのこと。さすが材木のプロです。
そして、ブリッジの木には、私が用意したものはどれもイマイチだったらしく、お店にあったサクラをチョイスしてくれました。
ひょうたんについては、割れているところをうまくカットして使えば、ヒビは接着剤で補修できるとの力強いアドバイス。ありがたや。
というわけで、私はもともと割れていたひょうたんの、割れのひどい部分を中心に四分の一くらいをタテにカットしました。ノコギリで切ったんですが、丸いものを切るのって本当に難しい……。しかし、ビリンバウに使ったひょうたんよりはまだマシに切れました。
切ったあとは、紙やすりで切り口を平らにします。これがまた根気のいる作業で……。何分くらい紙やすりの上で手を動かしていたかしら。
ということで、この続きはまた明日。