ひょうたん型 CD が届きました!

by 丸黄うりほ

▲おくだりょうとひとりひょうたん楽団「とちうで、ちょっと」。

▲ジャケットをあけると、中はこんな感じ!

 

「ひょうたんを自分の家で栽培して、その実から楽器っぽいものを作って、演奏する」。私は、普段そのような、説明にとても時間のかかる、人によっては説明してもよくわかってもらえない音楽活動をしています。そして、その活動には師匠がいることを以前この日記でご紹介しました(詳しくは、115日目116日目の日記をお読みくださいね)。

その師匠である長野県小布施町在住の奥田亮さんから荷物が届きました。わくわくしながら封を切りますと、出てきたのはひょうたん型のパッケージ。乾燥の済んだひょうたん色をしていて、ちゃんと赤い紐もかかっています。厚紙でできたひょうたんを開けてみると、中には CDが!

おくだりょうとひとりひょうたん楽団「とちうで、ちょっと」。

奥田さんが、自作ひょうたん楽器から生み出したオリジナル音源を録音中であることは以前から聞いていたのですが、それがついに形になったのです。

この CDに収録されているのは、すべて奥田さんが作曲し、ひとりで演奏して多重録音によって作り上げた音楽。少し民族音楽っぽいものや、ジャズ的なものなど曲調はいろいろですが、もしキャッチフレーズをつけるとしたら、「ひょうたんアンビエント」と言ってもいいのかな?

ミキシングとマスタリング担当は、奥田さんとおつきあいの長い音楽家の片岡祐介さん。片岡さんは「純セレブスピーカー」の開発者としても知られる方だけあって、ひょうたん音がかもしだす微妙さ、にじみ、かすれ、わびさびをみごとにすくい取ってらっしゃると思います。

これは、ひょうたんで演奏されているということを抜きにしても、素晴らしい音楽です。ライナーには、奥田さん自身による曲目解説と、録音に使われたひょうたん楽器が一つひとつ丁寧に紹介されています。

この CD は、奥田さんが営む古本と雑貨のお店「スワロー亭」に注文していただくか、12月20日名古屋・パルル、12月22日京都・Zac Baranで行われるレコ発を兼ねたコンサートに来ていただくと買い求めることができます。

 

スワロー亭・燕游舎ウェブサイト