ひょうたんマークの昆布茶

by 丸黄うりほ

▲不二の梅こぶ茶。お気に入りの深川製磁の湯のみとともに。

▲缶の蓋にひょうたんのロゴマーク。

▲中身のパッケージにもひょうたん。

 

ちょっと疲れてきたらティーブレイク。暖かい飲み物を大好きな湯のみやカップで飲む。それだけで気分がふわっと晴れやかになって、頭がすっきりと整理され、休憩前よりもずっと仕事がはかどる。そんなことって結構あるように思います。

きょうは梅こぶ茶を飲むことにしました。スーパーや食品専門店ではいろんなメーカーの昆布茶が売られていますが、私は必ずこちら、不二食品の昆布茶を買い求めます。その理由は……、もう書かなくてもわかりますよね。

ひょうたんがふたつ並び、その真ん中に「不二」という文字が書かれている不二食品のロゴマーク。

下部に比べて上部のふくらみがやや大きめで、両方ともきれいな楕円形で、ウェストがきゅっとしぼられていて。とても好きな形のひょうたんです。なにより好きなのは、ひょうたん型を描くシンプルな線。おそらく定規とペンで描かれたすっきりとした意匠の美しさ。白と黒のモノトーンなのもいいですね。

缶を開けると中にアルミパックが入っているのですが、こちらにプリントされたひょうたんもいい。ロゴマークと似ていますが、こちらのひょうたんのほうがやや線が太い。おそらく、ロゴマークよりも後の時代にコンピュータで作成されたひょうたん画でしょう。ピンク色でパックの全面にいっぱいプリントされているのも可愛いです。

というわけで、私はこのマークが昔から大好きなんですが、なぜこの会社のロゴマークはひょうたんなのでしょうか?気になったのでウェブサイトを探してみると、不二食品株式会社 代表取締役社長・藤井隆義さんの「ご挨拶」にその由来が書かれていました。

当社の会社名である「不二食品」の由来は、「世の中に二つとない味を作る」の理念に基づいています。ロゴマークのひょうたんには、「同じ形が二つとない瓢箪(ひょうたん) = 世の中に二つとない味」を意味し、当社が自信を持って作り上げた商品をお届けする想いを形にしたものです。

「不二」はもともと仏教の言葉だと思います。ひょうたんの奥深さがロゴマークになっているなんて。ますます好きになってしまいました。

不二食品株式会社のサイトはサイトはこちら。