瓢生いろいろ。ウェスの兄弟苗たちは今。

by 丸黄うりほ 

▲西山さんの「ジャスアンズ」、収穫直後のようす。

▲「ジャイアンズ」は現在、玄関で招きひょうたんに。

▲フジハラさんの「ハナ」「ガタ」「ブン」。

 

ひょうたん日記84日目(7月30日)で紹介した、ウェスパシアヌスの兄弟苗たち。その世話をしてくださったお二人から現在のひょうたんの写真が届きました。

1枚目と2枚目は、料理教室ウーピーキッチン主宰の西山朝子さんからいただいた写真です。他の雌花の栄養分を独り占めにして大きくなった2個のひょうたん「ジャイアンズ」。彼らに対抗して大きくなる実はその後も現れなかったそうで、結局最後までふたりきりでした。

1枚目は収穫時。栽培中は悪党2人組のようだった2個が、こうやって蔓から切り離されて並べられると「なぜか小津安二郎映画の夫婦っぼい」。また、「今までは窓側に網を張ってひょうたんを育てていたけど、今年はベランダの際に張ったので風も陽も強かったかな……」と、西山さん。

その後、「ジャイアンズ」は水浸け、乾燥も滞りなく済んで、つるつるのきれいなひょうたんになりました。現在は玄関の飾り物をつとめているそうです。サイズは2個とも高さ20センチほど。右側のひょうたんのお尻の線は、気がつかず食い込んでいた網のあとなのだとか。なんだかセクシーですね。

3枚目は、「ヒョウタン総研インターナショナル」というユニットで、私と一緒にひょうたん音楽活動をしているフジハラさんからいただいた写真です。こちらは「ハナ」「ガタ」「ブン」という、この日記に忖度した感じの名前をつけてもらい、3苗の面倒をみてくださっていました。結果、すべて1個ずつ、高さ30センチほどの実をつけたそうで、苗の名前がそのまま実の名前になりました。

写真左の「ハナ」は、お盆ごろ、手入れ中にうっかり落としてしまったそうです。実がまだ青くて柔らかく、水浸けをしたら崩れてしまいそうだったので、縁側で干すことに。その後、乾いて表面は少しかたくなったけれど、皮がとても薄くて表面に割れ目ができてしまったらしいです。

写真中央の「ガタ」と右の「ブン」は、実がまだ青い時期に蔓が枯れてしまったそうで、そのまま放置し、11月に入って収穫。「ブン」はナメクジにかじられて数カ所穴があいています。

「ハナ」と「ブン」は、カビ模様がなかなかワイルドですね。「ガタ」は洗うときれいになったそうですよ。

 

※次回159日目は11月25日(月)にアップします。