ウェスパシアヌスの葉が枯れてしまいました。
by 丸黄うりほ
今週のひょうたん日記は、3日連続で先週末の京都レポートをお届けしてきましたが、同じ週末に、我が家で栽培中のひょうたんウェスパシアヌスに重大な変化が起こっていました。
日曜日の朝までは大きな異変はなかったのに、月曜日の朝に水やりをしようとベランダに行ったら、ほとんどの葉が枯れてしまっていたのです。
葉が黄色くなって枯れたのではなくて、青枯れてしまったような状態です。さわってみると葉も茎も蔓もふにゃふにゃ。自然に枯れたのであれば、カサカサしているはずなのですが。
ここへ来て、ウェスパシアヌスの持病である蔓割れ病がまた出てきたのかもしれません。11月も半ばを過ぎて気温がどんどん下がってきているので、暖かい気候を好むひょうたんとしてはすでに寒すぎるのかもしれません。うどんこ病がかなりひどくなっているうえに日も短くなって、光合成も難しくなってきているし、単純に老化が原因であるということも考えられます。
いずれにしても、根から水分を吸い上げて全身を巡らせる力がなくなったために一気に枯れたのだと思います。人間でいうと脳梗塞とか心筋梗塞とかに近い症状です。
泣く泣く枯れてしまった葉を切り取っていくと、蔓の先端の、ほんの数枚の葉しか残りませんでした。まるで『サザエさん』の波平さんのヘアスタイルのよう……(呆然)。
ですが、ウェスパシアヌスはよくここまで持ちこたえた、頑張ったなとも思います。ここまでくれば、大往生と言っていいでしょう。
とりあえず、まだ緑の葉があり、株が完全に死亡してはいないので、しばらく水やりだけは続けることにしました。ずっと週1回施していたベンレート、メネデール、ハイポネックスなどの薬剤はそろそろフェイドアウトしてもいいのかな……。
ウェスパシアヌスの植物としての死が、静かに近づいてきています。