京都・豊国神社のひょうたん絵馬(1)

by 丸黄うりほ

▲ひょうたん型の絵馬がいっぱい。

▲少し細長くて形のいいひょうたんです。

 

週末は、京都市東山区にある豊国神社(とよくにじんじゃ)にお参りしてきました。豊国神社は、この日記で142日目(10月30日)に訪れた、大阪城公園にある豊國神社(ほうこくじんじゃ)の総本社です。読み方は異なりますが、いずれもひょうたんを馬印として愛した豊臣秀吉が祀られています。ということは、この神社でもひょうたん物件が見つかるのではないか?という期待にわくわくしながら出かけました。

大阪城は秀吉の居城として有名ですが、豊国神社が建つ地は秀吉の墓所の近くになるそうです。江戸時代は廃れていたようですが明治になって再興。歴史のドラマを感じます。

鳥居をくぐるとすぐに立派な唐門が見えました。手を清め、その唐門に近づいていくと、柱のようなものが左右に立っているのに気がつきました。よく見るとそこには絵馬がたくさんぶら下っています。その絵馬の形は……!!

少し細長くて上品なひょうたん型。ひょうたん型の絵馬が、豊作の千成ひょうたんのように鈴生りになっていました!!

ひょうたん絵馬の表には、「奉納 豊公 千成ひょうたん 開運絵馬 豊國神社」と書かれ、ひょうたん型の印とともに「とよ國やしろ」とあります。裏には、神社を訪れた人々のさまざまな願い事が書き込まれていました。

大阪城公園の豊國神社では境内を探し回ってやっとひょうたん物件を見つけたのですが、今回は入っていきなりの遭遇です。唐門の脇には、まだ何も書き込まれていない絵馬とペンの入った箱が置いてありました。

私はうれしくなって、ひょうたん絵馬を奉納させていただくことにしました。絵馬に願い事を書いて奉納するなんて、今まで長いこと生きてきましたが初めてのことです。何をお願いしようかしら。こんなに可愛い形の絵馬なら持って帰りたいくらいなんだけど。