虎とひょうたんと縁起物
by 丸黄うりほ

①児嶋佐織さんにいただいた神農さんの袋(表)

②おなじみ家庭薬のロゴがびっしり(裏)

③袋の名は「健康応援し袋(たい)」というそうです

④六ひょうたんに注目!

⑤虎のパッケージ、崎陽軒の「関西シウマイ」

⑥ひょうちゃんの醤油入れ目当てで2箱買いました

⑦現在私が所有している関西ひょうちゃん。同じの2個出ました…
「デイリーちくわ」でおなじみ、テルミン奏者の児嶋佐織さんに、昨年末、金色に光り輝く袋をいただきました。
それは薬のまち、大阪・道修町の「神農さん」こと「少彦名神社」で、11月の「神農祭」で授与していただける健康祈願のご祈祷済み袋でした。私も日頃からお世話になっている家庭常備薬の商品名ロゴが、袋の両面にびっしり印刷されています(写真①②)。その名も「健康応援し袋(たい)」(写真③)。ネーミングセンスがいかにも薬屋さんらしい。
みなさんによく見ていただきたいのは、「家庭の常備薬 大阪家庭薬協会」という文字の上に、6つ並ぶひょうたんです(写真④)。6つのひょうたんで六瓢(むびょう)息災。この袋に常備薬を入れておいたら、間違いなく健康になれそうです。児嶋さん、ありがとうございます!
この袋をくださった時、児嶋さんは「去年の袋にはひょうたんの絵がなく、今年の袋にはあった」というようなお話をされていました。
年末で、ちょうど年賀状を書いていた時期でもあり、私は張子の虎のイラストを見て、「これは寅年の袋なのかな?」と一瞬思いました。しかし、袋に添えられた説明書を読むと、「大阪家庭薬協会は2025年11月に創立80周年を迎えるんだよ〜」と書いてあります。これは2025年の袋。「そうやわ!神農祭は常に張り子の虎やんか!」と気づいたのです。
一瞬とはいえ、私はなんと恥ずかしい思い違いをしていたのでしょう。大阪に住んで20年ほどになるけど、まだまだモグリ大阪人だということがバレてしまいました。
それにしても、「神農祭」のシンボルはなぜ虎なんでしょうか?
「少彦名神社」のウェブサイトには、このように書かれていました。
「神農祭は文政5年(1822年)に大坂でコレラが流行した際に薬種仲間が病除けの薬として「虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきおうえん)」という丸薬を作り、「神虎」(張子の虎)の御守と一緒に神前祈願の後施与したことに由来するといわれております。現在では五葉笹に張子の虎と少彦名神社の御札をつけた張子の虎を家内安全無病息災の御守として授与しています」
なるほど、コレラの特効薬から来ていると。「虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきおうえん)」とは、その字面からしていかにも強そうですね。
この「健康応援し袋(たい)」を、「ひょうたん日記」で紹介しようと思っていたところ、またまた児嶋さんから虎情報をいただきました。児嶋さんいわく、「また阪神百貨店にひょうちゃんきてますねー」。
ちょうど同じ日に、ひょうたんグルメ班のコンさんからも、「阪神百貨店の駅弁まつりで、関西シウマイ買った!」とのメールをもらいました。
2月16日から23日まで、「阪神の有名駅弁とうまいもんまつり」が阪神百貨店8階催事場で開催され、関西の百貨店催事でしか購入できない崎陽軒の「関西シウマイ」が来ているというのです。うわー、これはいっとかんとあかん!というわけで、私もあわてて出かけてまいりました。
目当ては、横浜名物ひょうたんキャラ、ひょうちゃんの醤油入れ一直線です。関西シウマイには、7種類の関西ひょうちゃんのうち1個が封入されていて、私はまだ「ビリケンさん」(大阪)「白髭神社」(滋賀)「神戸ポートタワー」(兵庫)の3種類しか持ってない。今度こそ、「大仏」(奈良)が欲しい。まあ譲って「パンダ」(和歌山)、「姫路城」(兵庫)、「五重塔」(京都)でもいい。とにかく持ってないのが当たりますように……。
阪神百貨店に到着すると、私は虎のパッケージの「関西シウマイ」を2箱買いました。そうなんです、本場横浜で売っている「昔ながらのシウマイ」のパッケージが赤色で龍が描かれているのに対して、「関西シウマイ」のパッケージは黄色をしていて、大変強そうな虎が描かれている。おそらく阪神百貨店ということで、虎党に配慮されているのでしょう(写真⑤)。
わくわくどきどきしながら開封すると……。
1個目「ビリケンさん」、2個目「白髭神社」(写真⑥)。なんと、2個ともすでに持っている絵柄でした(写真⑦)。これはハズレ?いや、ハズレじゃないぞ!どちらもご利益のある縁起物ですからね!ちなみにコンさんの買ったシウマイには、今はいなくなってしまった和歌山のパンダが入っていたそそうです。
(1425日目∞ 2月26日)
※次回1426日目は奥田亮「でれろん暮らし」3月2日(月)にアップ。
1427日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、3月4日(水)にアップします。



