しぼんだ実さえ美しい!「アントニヌス・ピウス」収穫第三弾
by 丸黄うりほ

①ユーホー「アントニヌス・ピウス」の収穫第三弾

②「13号」皮のマーブル模様がいい感じ

③「14号」直径19センチ。今回の収穫で最大

④「15号」お尻のような形が可愛い!

⑤「16号」カラカラに乾きました。よいカビ模様!

⑥「17号」皮だけになってしぼんでしまいました

⑦「18号」「19号」「20号」と、お供えの千成
2025年春にタネをまき、我が家のベランダで可愛がって育ててきたひょうたん。品種名はユーホー、呼び名は「アントニヌス・ピウス」。7月に咲いた花からできた6個「1号」〜「6号」、8月の花からできた6個「7号」〜「12号」に続いて、ようやく9月以降にできた第三弾の実たちを、先週末にすべて収穫しました。
ひょうたんの実は受粉してから完熟するまでに約2カ月かかります。ところが、11月に本体である株そのものが枯れてしまったために、ふくらみかけていた実のいくつかは成長途中でしぼんでしまいました。
しぼんでしまった実は、そのまま捨ててしまうことが多いのです。でも……。どうぞじっくりと見てやってください。しぼんだ実にさえも、自然のものには特別な美が宿っているではないですか……!
写真①は、今回収穫した「13号」〜「20号」の8個と、プラス千成1個の集合写真です。ひょうたんなんですが、波に洗われて丸くなった海辺の石や、サンゴのかけらみたいにも見えますね。
一個ずつ鑑賞していきましょう。
写真②は「13号」です。直径17センチ。平べったいかぼちゃ型で、高さは8センチほどあります。マーブル模様のようなシミがありますが、おそらく水浸けにすると、これがいい味になるでしょう。お尻には少し裂け目があります。持ってみると手に心地よい重みを感じます。
写真③は「14号」です。今回の収穫のなかで最も大きく、直径19センチ、高さ9センチあります。側面にネットに当たってできたと思しき小さなキズがありますが、お尻はとてもきれい。これもマーブル模様がいい味わい。水浸けして違う表情になった姿を見るのが楽しみです。
写真④は「15号」です。直径14センチ、高さ7センチと小型。栽培ネットに引っかかったまま育ったために、ヘタからお尻にかけて縛ったようなキズがついてしまい、ヘタも横に曲がっています。ですが、私は今回の収穫の中でこのひょうたんがいちばん好き!まるでお尻のようなこんな可愛い形は、わざと作れるものではありません。これも水浸けにする予定ですが、どんなひょうたんに仕上がるか楽しみでわくわくします。
写真⑤の「16号」は、蔓が切れてしまいそうだったのでアミ袋に入れて保護していたところ、袋の中で完全に乾いてしまいました。直径18センチ、高さ8センチですが、持ってみると拍子抜けするくらい軽い!表面にカビ模様が均一についていて、大変きれいです。このひょうたんもわざとは作れない。自然の造形美を感じます。
写真⑥の「17号」は、実の成長途中に蔓が枯れてしまったため、丸まって皮だけになってしまいました。直径18センチ×13センチの楕円形で、皮は薄い感じです。この形を生かして、楽器が作れないかなぁ。ちょっと考えてみます。
写真⑦の真ん中が「18号」で、その上が「19号」。この二つも成長途中でしぼんだ実です。「18号」はワイルドだけど、「19号」の表面はモワレみたいになっていて、ちょっぴり優雅。右下の「20号」は、まだお尻のほうに緑色をした部分が残っており、乾き切っていないので、もうしばらくベランダで干しておこうと思います。このしぼみ瓢たちも、何かにしてやりたいな。
ひょうたん型をした唯一の実は、お盆のお供え用として天満市場で売っていた千成ひょうたんです(「ひょうたん日記」11月19日)。青いひょうたんを夏場に蔓から切り離したら全体が腐ってしまうけれど、冷蔵庫で秋まで持たせて、気温が低くなったら外に出しておくとこうなる!という実験でした。なかなか軽くていいひょうたんに仕上がりました。
(1423日目∞ 2月19日)
※次回1424日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、2月25日(水)にアップします。2月23日(月・祝)の奥田亮「でれろん暮らし」はお休みです。



