自分にお疲れ様と労いの言葉をかけました
by 奥田亮
大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もでれろんとよろしくお願いいたします。
年末から先週末まで商工会の習わしで、商店には紅白幕が飾られます。スワロー亭も飾らせていただいたのですが、毎年当店は、幕の真ん中の飾り紐にひょうたんを付けたオリジナルバージョンにしております。Instagramに投稿するとたくさんの♡をいただきました。
さて、長いお正月休みをいただきましたが、スワロー亭は3月末まで、さらに長いお休みをさせていただくことにいたしました。気づけば今年で開店10周年、盛大にイベントでもと考えたりもしたのですが、そこは天邪鬼な店主、逆にお休みして今後のあり方をじっくり考えることにしたのでした。
とはいえ、新年早々ずいぶん忙しい日々が続いていて、そんなことをのんびり考える暇もありませんでした。というのも、今年は自治会で少し重た目の役を引き受けてしまい、その役を受けると、自動的に区内にある2つの神社の祭事のお手伝いをすることになっていて、さっそく1月14日、15日に執り行われる皇大神社の例大祭のお手伝いで大忙し。とくに今年は、私の住まいする「中町」という自治会が「当番町」に当たり、準備から運営、最後の片付けまでの一切を取り仕切ることになっていて、前日13日の準備から翌日16日の片付けまで、エンドレスに駆けずり回っていたのでした。この日は、ここでも毎年ご紹介させていただいているダルマのお焚き上げと火渡りの神事があり、それに合わせて「安市」という名前で市も開かれて、小学校もお休み。町はこぞって大賑わいなのです。ようやく終わって一息ついたのが先週の土曜日。自分にお疲れ様と労いの言葉をかけました。
でもまあ、なんといいますか、貴重な体験をさせていただきましたよ。昔の人は「稼ぎ」と「仕事」を分けていたといいますが、こういった無償の労働が「仕事」なんでしょうね。現役を引退した年寄りは、稼ぎがなくても「仕事」に専心し、共同体を維持していくための「仕事」ができるのが社会のいい形なのかもしれないなあ、なんてことを思ったりしたのでした。でれろん。
(1410日目∞ 1月19日)
- 奥田亮 ∞ 1958年大阪生まれ。中学生の頃ビートルズ経由でインド音楽に触れ、民族音楽、即興演奏に開眼。その後会社に勤めながら、いくつのかバンドやユニットに参加して音楽活動を続ける。1993年頃ひょうたんを栽培し楽器を作って演奏を始め、1997年「ひょうたんオーケストラプロジェクト」結成、断続的に活動。2009年金沢21世紀美術館「愛についての100の物語」展に「栽培から始める音楽」出展。2012年長野県小布施町に移住し、デザイン業の傍ら古本屋スワロー亭を営む。2019年還暦記念にCD『とちうで、ちょっと』を自主制作上梓。



