ひょうたんと福助の幸せ合体
by 丸黄うりほ

①昨年末、偶然通りかかった道でみつけたひょうたんマーク

②「山福ジャパン」さん、ようやく行くことができました

③店内のちょうちんにもひょうたんマーク

④「山福オムライス」をいただきました

⑤入口近くには雑貨コーナーも

⑥トレードマークをプリントしたマッチ

⑦裏返すと、不思議なイラストが?
昨年末、京都の三条河原町を歩いている時、お店のガラス扉にひょうたんマークを見かけました。すでに閉店時間だったので入れなかったのですが、1月23日(1272日目)の「ひょうたん日記」でそのことについて書いた後、お店の名前が「山福ジャパン」だと知りました。
のちに営業時間が11時半から17時までだということもわかり、ランチタイムに行きたいなと思いつつ、なかなか行けず。というわけで、ずいぶん遅くなってしまいましたが、先日ようやく行ってきました!
「山福ジャパン」は、繁華街のど真ん中にあるにも関わらず、町家の佇まいが素敵なお食事とコーヒーのお店です。よくこんな場所にこんな物件が残っていたな、京都らしいなという感じ。
ガラスの引き戸には、「山福」と大きく書かれたひょうたんマーク。お店に入ると、天井からちょうちんが吊るされていて、そこにも同じひょうたんマークが輝いていました!
食事メニューはオムライスとカレーが中心です。どちらも数種類ずつあって、オーソドックスな洋食系というより、少し個性的な感じ。どっちもいいな、両方食べたいなと思っていたら、店名を付した「山福オムライス」の説明文に目がとまりました。
「豚バラなんこつのとろとろカレーをかけたオムライス 巻き込んだ卵のなかは特製バターピラフ オムライスとカレーの良いとこどり」
野菜サラダも付いているということで、私は一も二もなくこのメニューをオーダーすることに決めました。
しばらくして運ばれてきたお料理は、まさに説明通り。煮込んだ豚バラは本当にとろけるように柔らかで、と〜ってもおいしかった!
おなかが満たされて少し落ち着いた私は、入口近くの雑貨コーナーを見せてもらうことにしました。オリジナルポストカードやタオル、作家物のアクセサリーなどが並んでいます。
そのなかで発見したのが、お店のマークをプリントしたマッチです。裏返すと、「神からの啓示」と書いた不思議な感じのイラストが……。オムライスとカレーの出会いは、神からの啓示だったのか! マッチの柄にウケていると、お店の方が話しかけてくださったので、さっきから一番知りたかった質問をこちらからも投げかけてみました。
「お店のマークは、ひょうたんですよね?じつは私、ひょうたんが大好きなんです」
するとお店の方は「これはひょうたんなんですが、福助でもあるんですよ」とおっしゃいます。
ああ!本当だ!マッチの柄をよく見ると、福助が座布団に頭をこすりつけてお辞儀しているじゃないですか!
「店の名前が山福ということで、和風な感じで、縁起のいい福助とひょうたんを組み合わせてデザイナーさんが作ってくれたんです」
なんと、そうだったのですね!ひょうたんと福助の幸せな合体。見れば見るほど、可愛くてシュール。
私はこのマッチを買い求め、同じマークをプリントしたショップカードもいただいて、うきうきとお店を出ました。
(1392日目∞ 11月26日)



