じわじわくる…。おーさきさんのひょうたん工作
by 丸黄うりほ

①鶴首ひょうたんを使ったオリジナル楽器 音を聞いてみてください。YouTubeへ

②ぐにゃぐにゃしたハンドル部分がすごい鶴首。これも不思議な楽器です!YouTubeへ

③「ひょうたん星人」たち。表情がたまりません

④ひょうたんの内側に貝殻

⑤外側にビーズをまとった繊細な作品
兵庫県小野市のヒョータニスト、おーさきさん。今年は庭でひょうたんを栽培されなかったのですが、ひょうたん工作のほうは続けておられます。創造意欲とインスピレーションが、彼女の頭上に次々と降りてきているようです。ということで、きょうはおーさきさんのオリジナルひょうたん作品を集めて紹介していきますね!
まずは写真①をご覧ください。
ハンドル短めの鶴首ひょうたんに紐を通し、紐の下には鈴がくっつけてあります。紐の上のほうは木の棒に結ばれています。不思議な形をしているけれど、これは何でしょう?
その答えは……、こちらの動画をご覧ください!
ひょうたん部分が打ち付けられて、ゆるーいリズム感のある音が鳴っています!おーさきさんによると、ひょうたん自体を叩いたり、擦ったりしてもおもしろい音が出るらしい。いろいろに使える独創的な打楽器ですね。
続いて写真②を見てください。
こちらはさらに変わった形をしています。ボディに使われている芸術的ぐにゃぐにゃのロングハンドルディッパーは、宮津道の駅で見つけたものだそう。よくこんなの見つけましたね!そのハンドルの真ん中あたりに、ひょうたんのカケラと王冠とラオスの鈴を銅線で結んであります。
アート作品のようですが、これも楽器。動画を見てください!
ひょうたんと王冠と鈴が打ち合わさって奏でられる音。おーさきさんによると、ひょうたんの中に残っていたタネが、良い感じに高音をプラスしてくれるそうです。私もこの音をじっと聴いているうちに、この音を取り込んで一曲作ってみたくなってきました。
おーさきさんの工作は音のなるものだけではありません。写真③を見てください!
この子たちは「ひょうたん星人」なのだそうです。表情が良すぎる。焼刻で描かれた目や口元がたまりません。頭からなんか出ている子もいますね。つい話しかけたくなります。何時間でも見つめていられるなぁ。
最後に、写真④⑤をご覧ください。
こちらは、おーさきさんの今のところの最新作。やはり鶴首ひょうたんをボディに使い、ひょうたんの内側に貝殻をぶら下げ、外側にビーズをまとっています。これも楽器であり、飾り物としても使える。貝殻のチョイスやビーズの色のチョイスがさりげなくて、センスを感じさせますね。
(1383日目∞ 10月30日)
※次回1384日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、11月5日(水)にアップします。11月3日(月・祝)の奥田亮「でれろん暮らし」はお休みです。



