ユーホー「アントニヌス・ピウス」の実6個を収穫しました!
by 丸黄うりほ

①ユーホー「アントニヌス・ピウス」6個を収穫しました!

②「1号」と、「3号」〜「6号」。まるで鏡餅のような形とサイズ

③「2号」はカビだらけ

④お尻は真っ黒です

⑤洗ったら、こんなお尻になりました

⑥表皮をタワシでこすってきれいに

⑦上段左から「1号」「2号」「3号」。下段左から「4号」「5号」「6号」

⑧裏返すとこんな感じ!
ベランダで栽培中のひょうたん「アントニヌス・ピウス」の実を、6個だけ先に収穫しました。
写真①②を見てやってください!
薄い緑色をしていて、つるつるすべすべ。なんだか形も大きさも鏡餅のようです。このひょうたんの品種名はユーホーといい、本来はその名の通りUFOのようなぽっこりとした盛り上がりが真ん中にあるはずなんですが、「アントニヌス・ピウス」の実は盛り上がりがなくて、平たい。しかし、以前いちど育てたユーホーもこんな形の実がなったので、まあこんなものなのかもしれません。
ひょうたんは通常、受粉から約60日で完熟すると言われています。この6個の実はすべて7月に受粉したもので、10月に入っての収穫は日数的にも条件クリア。しっかりと完熟して、皮もかたそうです。
……えっ?6個収穫した?写真①②は5個しかないけど?
はい。ツッコミありがとうございます。じつは……。
2番目に受粉してできた実である「2号」が、こんなことになってしまいました……(写真③)。
それは10月に入ったある日のことでした。ベランダ置きの収納ボックスのフタ上にのっていた「2号」のお尻を何気なく持ち上げてみたら。
……うわぁぁ、裏側に真っ黒なカビがびっしり!
ちょっと指先でさわってみたら、まるでベルベットのような感触。厚みがあって、カビというよりコケっぽい? さわった指先は墨で汚したように真っ黒になりました。
「2号」をティッシュでなでるように拭くと、黒い粉がぶわっと飛び散りました。収納ボックスから実を離して空中に浮かせたら、ちょっと乾いてくれるかなと思い……。
翌日までそのままにしておいて、「2号」のようすを見に行くと、黒カビがさらに上部まで広がっていました。これはやばい。……ということで、あわてて蔓から切り離し、ハトロン紙の上に置いてみたのが写真④です。
ハトロン紙で「2号」を包み、ベランダの床に置いて、私はしばし考えました。この「2号」をこのままにしておいたら、他のひょうたんにもカビがうつってしまうかもしれない……。
そこで私は「2号」を持って洗面所へ行き、タワシでごしごしと洗ってみました。白い洗面台は墨汁を溶かしたみたいに、面白いくらい真っ黒になりましたが、カビは剥がれて「2号」はご覧の通りに!(写真⑤⑥)
えーい、じゃあついでに7月受粉の他の実たちも収穫しちゃえ!というわけで、収穫したのが写真①の5個だったのです。
ここで、みなさん。6個全員集合の⑦と⑧を見てやってください!
サイズ比べをしてみたところ、「3号」と「5号」が最も大きく、直径19センチありました。このふたつはお尻もきれいで、なかなかいいひょうたんに仕上がりました。
いちばん小さい「6号」は直径12センチです。手に持ってみるとコロンと丸く、手のひらに気持ちよく収まります。ああ良い形。「4号」は直径16センチで少し小さいですが、目立ったキズもなく美形。
最初にできた「1号」は、乾燥とチッ素過多のせいでお尻がぱっくりと割れてしまいました。カビはとれたものの「2号」のお尻もヒビが入っています。
実を持ち上げてみると、どれもなかなか重いのですが、「2号」だけは拍子抜けするくらい軽い。振ってみるとカラカラと音がして、中身も乾燥しているようです。
他の5個はこれから水浸けにして、「2号」だけは自然乾燥でいこうかな?あと数日、実たちを鑑賞してから次の行程に入ろうと思います。
(1380日目∞ 10月23日)
※次回1381日目は奥田亮「でれろん暮らし」10月27日(月)にアップ。
1382日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、10月29日(水)にアップします。