気を取り直して(ってもう半年もたってるやんか)、もう一度

by 奥田亮

半年放置されていた《げじげじ》

菜園のひょうたんの収穫も終わり、先発隊の2つはほぼ乾燥も終えました。後発の2つもだいたい中身が抜けたので現在乾燥中。来週にはだいたい乾くんじゃないかと思います。

さて、今年の「ひょうたん仕事」が早々に終わり、またまた楽器の調整・改良・改造を始めています。今回のターゲットは《げじげじ》。じつはこのメンテ・改造は、今年の4月に始めていて、途中で放置していたのですが、気を取り直して(ってもう半年もたってるやんか)、もう一度取り組んでみることにしたのでた。(でれろん229参照

《げじげじ》の特長は、アメリカ瓢のネックに付けたフレットを高下駄のように高くしているところなのですが、その特長ゆえに大変弾きにくいという難点がありました。そこでフレットを低くして付け直そうと途中までやっていたのですが、結局高下駄式にしないとどうしようもないんではないかという結論になり、低くしたフレットを5本ほど付けたまま途中放棄していたのです。半年ぶりにもう一度じっくり眺めていると、これはもうフレットをなしにして、胡弓のような弓奏楽器にしてしまったらどうだろうか、と閃きました。

そこで、またフレットを全部外し、こんどは背が高めのブリッジをつけるべく素材の選定を始めたところで、またまたちょっとブレーキがかかってしまいました。「ここまで改造するんだったら、別に《げじげじ》を改造するんじゃなくて、新たに別の楽器を作った方がいいんじゃないの? 」という心の声が聞こえたのです。うーん、確かにそうだね。ごもっともです。だとしたら、この《げじげじ》は《げじげじ》のまま、ちょっと弾きにくいけれど、そういう楽器として元の高下駄式の楽器としてあった方がいいのではないか。

低くしたフレットは結局取り外しました

ということで、またまた振り出しに戻りつつ、高下駄フレットを作るのも取り付けるのはホントに大変で、せめてもう少し簡単に作れる方法はないかと思案しているのでした。ああ、なかなか進展しないですね、生きてるうちにできるのかしら、でれろん。

(1378日目∞ 10月20日)