ありがとう!「オール電化ひょうたん」万博ライブ
by 丸黄うりほ

①マレーシア館で展示されていたひょうたん

②これも同じく。ヒョータニストのしまじろうさん情報です。(以上撮影:しまじろうさん)

③ヘビつかいの笛?ひょうたんでできてます!

④「オール電化ひょうたん」、頑張りました(撮影:Tsubaki Megumiさん)

⑤ベリーダンスの「アウシャーヴ」

⑥妖艶なダンスで会場中を魅了

⑦楽しい演出で会場をわかせた「地球人」

⑧ミャクミャク、思い出をありがとう!(撮影:キャディーさん)
「大阪・関西万博(EXPO2025)」が10月13日に閉幕しました。私自身は5月に初めて万博に行きました。その時、あまりにもたくさんの国々が、ひょうたん楽器やひょうたん工芸を自国の文化として、非常に誇らしげに展示されていることに驚きました。「ひょうたん日記」(6月11日、12日、18日)にも3回にわたって書き留めておりますので、興味のある方はぜひプレイバックしてみてくださいね。
その後、ヒョータニストのしまじろうさんから「マレーシア館でもひょうたんを展示していましたよ!」という情報とお写真をいただきました(写真①②)。しまじろうさんは、わざわざスタッフに声をかけて、これが植物のひょうたんから作られたものであることを確認してくださったようです。私も「マレーシア館」に行って、自分の目で確かめたいなと思いつつ、なかなか行けず。
そうこうしているうちに、ソロプロジェクトの「オール電化ひょうたん」で、ライブ出演のお誘いをいただきました。
身に余る光栄!なんとありがたい!
そんなわけで2回目に訪れた万博は、9月11日。関係者パスでの入場となりました。
お誘いいただいたイベントのタイトルは「地球人 ひょうたん 踊る午後」。会場は西ゲート側にある「グランドフードコート」です。
「グランドフードコート」は、エスニック料理中心の大きな会場でした。到着するとまずはバングラディシュ人のスタッフの方々にご挨拶。ステージには赤いじゅうたんが敷かれ、その隣にはバングラディシュの華やかな人力車や、パワースポットと書かれた赤い箱などが飾られていて十分に異国風。マイクには大きなヘビのぬいぐるみが引っ掛けてありました。これはなんだろう?
……と思っていたら。長い髪をした男性がステージに上がって笛を吹き始めました。フードコートじゅうに鳴り響く、ねっとりうねるような笛の音。しかも、その笛はひょうたん製のように見えるではないですか!(写真③)
日本語が少しわかる音響スタッフさんに尋ねてみると、ヘビつかいの笛だとのこと。演奏家の方に通訳していただくと、やはりこれはひょうたん(Gourd)でできているとのことでした。楽器名も教えてくださったのですが、難しくてよく聞き取れませんでした。
そうこうしているうちに自分の出番が巡ってきました。万博で、しかもごはんを食べにきているお客さまの前での演奏。正直アウェイを覚悟していました。そんななか、応援にきてくださっている知人や友人の顔がいくつか見えて本当にありがたかったです。
ノイズに近いひょうたん楽器の演奏は、おそらくほとんどのお客さまには「?」だったと思うのですが、興味をもって聴いてくださり、終わったあとに話しかけてくださった方も……。しばらくたってから、じわじわと喜びが胸の内に広がっていきました。(写真④)
私の次に出演された「アウシャーヴ」はベリーダンスの二人組。きらびやかな衣装を身にまとい、妖艶なダンスを披露されました。あっというまに会場中の目が釘付けになったのが面白かったです。なかでもフードコート内で働いておられると思しき、若き外国人男性たちの目線の熱さがすごかった。(写真⑤⑥)
続いて出演の「地球人」は、今回のイベントの根回しをしてくださったキャディーさんと、相方いぬちゃんの二人組。ジャンケン大会、飴ちゃん配りなどお客さんを巻き込んだ演出で、ぐっとハートをつかんでいく。そのエンターテイナーぶりに感動しました。(写真⑦)
後で聞けば、キャディーさん、ここまでこぎつけてくださるのに大変な骨を折ってくださったとのこと。そして、なんと万博には(この時点で、すでに)30回も来たとおっしゃってました!
この日、出演者として万博に参加させていただいたことは、私自身の勉強になり、そして素晴らしい思い出となりました。聴いてくださったみなさん、会場スタッフのみなさん、一緒に出演してくださったみなさん。そして、ミャクミャクも……本当にありがとうございました!(写真⑧)
(1376日目∞ 10月15日)