ヒョータニストさんたちの実りの季節! (その1)

by 丸黄うりほ

①淡路島のヤブタさんによる、千成ひょうたんの水耕栽培

②ちゃんと実ができています!大成功!

③同じ条件なのに花芽がつかない株も

④植木鉢での千成ひょうたん栽培。こちらも花が咲かないそう

⑤福岡市の中野由紀昌さんの百成にも新たな実が

⑥とても上品で良い形のひょうたんですね

⑦東大阪市のKFさんのユーホー「相生」も結実!

きょうは、8月20日の「ひょうたん日記」から久しぶりの栽培報告です。9月は書き留めておくべきことが多すぎて、すっかり遅くなってしまいました。連絡をくださっていたみなさま、本当にすみません。

我が家のユーホー「アントニヌス・ピウス」もまだ栽培を継続しており、じつは山あり谷あり、いいことも困ったことも日々起こっているのですが、それは後日にまわすことにして。先にヒョータニストさんたちの庭とベランダのようすから紹介していきましょう。

まずは、淡路島のヤブタさんの写真①②③④を見てください!

ヤブタさんは、千成ひょうたんの水耕栽培に挑戦中です。念のために言っておきますと、ひょうたんは大量の土と水、肥料を必要とする植物で、通常は畑で栽培します。プランター栽培の場合でも、できるだけ大きいプランターを使うことが推奨されています。つまり、そのような植物を水耕栽培するというのは、ものすごいチャレンジャーなわけですが。

4枚の写真のうちで、水耕栽培を行なっているのは①②③です。①②を見ると、はっきりとわかりますが、1苗につき1個から2個の実がちゃんと実っていますね!もうこれは大成功と言っていいと思います。

③の水耕栽培は、葉は茂っていますが実がありません。ヤブタさんによると、水耕栽培の鉢は二つのタイプにくっきり分かれたらしい。早くから花をつけた株には実が1〜2個でき、それ以上は花が咲いても実にはならず枯れてしまう。そして、実ができたら葉も弱ってきた。もう一つのタイプは葉は茂るが花芽がまったくつかない。どちらのタイプも栽培条件は同じなのに、とのこと。花芽がつくかどうかは、苗ごとの個性でしょうか。そして、実の数は2個が限界であり、それで力尽きたということでしょう。

写真④は通常の植木鉢で有機肥料を使った栽培だそうですが、こちらも花が咲いていません。これは肥料の成分のせいかも。この写真を見せていただいたのは8月下旬ですので、その後もしかしたら実ができているかもしれません。

続いて見ていただきたいのは、写真⑤⑥。こちらは、福岡市の中野由紀昌さんの百成ひょうたんです。どちらも8月下旬に撮影されたものですが、新しいひょうたんができてきたようですね!

中野さんは前回(8月20日)の報告で、早くも実を収穫されたとお伝えしていました。もう今年はこれでひょうたんじまいされるのかなと思っていたら、どうやらその後も株のお世話は続けておられたのですね。「もう棚をしまおうかな、と思っていたけど、まさかの実り!希望の光です!」とのこと。本当によかったです!

最後の写真⑦もうれしいお知らせです!こちらは9月6日に届いた、東大阪市のKFさんのユーホー「相生」の写真です。

「相生」は7月に実をつけたのですが、日照りの影響なのか、せっかくの美しい実に大きなヒビが入ってしまいました。しかし、その後もたくさん花をつけ、病害虫にもやられず、株そのものは元気にしていたようです。

たくさん花が咲くわりに、なかなか実が大きくならなかったそうですが、ついに2個目が育ってきたとのこと!

中野さんの百成も、KFさんのユーホーも、この調子で頑張ってくれていたら、ハロウィンの頃には立派なひょうたんとして仕上がることでしょう。あとひと月ほど、ひょうたん栽培の季節は続きます。

(1374日目∞ 10月8日)