ひょうたんが可愛い♡ザブトンモンブラン
by 丸黄うりほ

①「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」1階のカフェ「Bean there UMEDA」

②ザブトンモンブラン&チーズケーキパリのポスター

③予約していたザブトンモンブランとドリンクセット

④網目模様のモンブランにひょうたんクッキー♡

⑤コーヒーカップに描かれたこの子は誰?

⑥「ビーンマン」というそうです!

⑦濃厚なマロンムースにチョコレート生地とオレンジコンフィチュール

⑧可愛すぎて食べられない!
そのビジュアルを初めてネットで見た時、私は震えました。
ふっくらとした座布団のようなフォルム。まるで毛糸で編んだかのような網目模様のケーキ。上にはつやつやしたオレンジ色の玉がのっていて、その傍には、なんとひょうたん型のクッキーが添えられています。
ありえないほどのキュートさ!
紹介されていた記事を読むと、大阪の人気パティスリー「Masahiko Ozumi Paris」の看板メニュー、ザブトンモンブランと、「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」のカフェ「Bean there UMEDA」との期間限定コラボレーションだとのこと。
私が初めてその写真を見つけたのは今年5月。ヒョータニストのしまじろうさんから「一緒に食べに行きませんか」とお声がけいただいたのは6月でした。企画がスタートしたのは4月で、当初は6月末日までとされていたので、大急ぎでしまじろうさんが予約を入れてくれたのですが、1日限定50個とのことで、残るどの日もソールドアウト。モンブランとドリンクとのセットが2,800円と、かなりしっかりしたお値段にもかかわらず、凄まじい人気です。
ああ残念すぎる、と思っていたら。しばらくして「好評につき、9月末日まで延長決定!」というニュースを目にしました。今度こそ〜、というわけで、8月に入って私もようやく出かけてまいりました。
「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」は昨年オープンしたばかり。前を通ったことは何度かありましたが、中に入るのは初めてでした。ガラス張りのきれいな建物の1階に、目当てのカフェ「Bean there UMEDA」がありました。(写真①)
窓に張り出されたポスターには、ひょうたんの付いたザブトンモンブランが……。6月までなら、バッグ型をしたひょうたん付きのチーズケーキパリも選べたようです。(写真②)
グレードの高いホテルだし緊張するかもと思っていたのですが、カフェに入ってみると思いの外にカジュアルな雰囲気。ザブトンモンブランのセットも、カウンターで注文してから自分で取りに行くセルフサービスです。(写真③)
じゃーん!写真④をご覧ください!
こちらが、期間限定コラボの、ひょうたんクッキー付きザブトンモンブランです。鮮やかなオレンジ色は、キャノピーのテーマカラー。添えられたひょうたんは、豊臣秀吉の千成ひょうたんからインスピレーションを受けたもの。地元の文化をスタイリッシュに取り入れるのがキャノピー流なのだとか。
「こんなん、可愛すぎて食べられへんわ!」と、しまじろうさんと私。
さらに、コーヒーカップを見てください。「旗を持ったこの子、誰なん?君も可愛すぎるやん!」(写真⑤)
あまりにも気になったので、スタッフの方にこの子の名前を尋ねると、「ビーンマンと言います」と教えてくださいました。なんでも、コーヒー豆のキャラクターなのだそうです。さらに「よかったらどうぞ」と、ビーンマンのシールをくださいました(写真⑥)。さりげない細やかなサービスがうれしい……!
しまじろうさんと私は、ビーンマンのシールに感激し、いろんな角度から写真を撮り、ザブトンモンブランにナイフを入れることをできるだけ引き伸ばしていたのですが、これ以上時間が経つとコーヒーが冷めてしまう。ということで、ついに観念していただくことにしました。
まずは上に乗ったオレンジ色の玉を。この中身はなめらかなホワイトチョコレートのムースでした。
ザブトン部分は、オレンジのコンフィチュールとチョコレートの生地が、濃厚なマロンムースで包まれていました。(写真⑦)
ケーキをすっかり食べてしまっても、ひょうたん型のクッキーだけは最後まで食べられず……。(写真⑧)
……それもなくなってしまうと、一抹の寂しさが、右から左へ風のように流れていきました。
しかし、それはなんと甘美で幸せな時だったことでしょう!
(1358日目∞ 8月28日)
※次回1359日目は奥田亮「でれろん暮らし」9月1日(月)にアップ。
1360日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」9月3日(水)にアップします。