お盆も過ぎて、うれしいひょうたん実りの季節!
by 丸黄うりほ

①ユーホー「アントニヌス・ピウス」に第2の花ピーク到来!

②三連の雌花が、三連の実になりました!

③写真の撮りにくいベランダ外にも新たな実ができています

④田辺市のともきちさん宅の雑種ひょうたん「へうたーん」

⑤しずく型の実がどんどんできています!

⑥吹田市のイハリコさん宅の鶴首にも実ができました

⑦こぼれタネの千成は、奥手の花の季節

⑧福岡市の中野由紀昌さんは7月下旬に早くも収穫!
みなさま、お盆はいかがお過ごしでしたか?私自身は7月の終わりに夏風邪をひいてしまい、コロナでなかったのは幸いでしたが、その後3週間ほど疲れが取れず、ぼ〜っと過ごしてしまいました。
その間、ベランダで栽培中のひょうたん、ユーホーの「アントニヌス・ピウス」はというと、なんと信じられないほどの絶好調!きょうはその報告からさせていただきます。
まず、8月に入ったとたん、「アントニヌス・ピウス」に第2の花ピークがやってきました。しかも、今回は雌花が先行。8月5日には雌花が3つも咲いたのに、雄花はなし。5日前の雄花が冷蔵庫にあったので、一応受粉させてはみたものの甲斐なく、雌花たちは数日後にはしぼんでしまいました。ところが、それから一週間ほど毎日のように雌花が咲き、雄花もちらほらと咲き始めました。
写真①をご覧ください。8月8日に咲いた三連の雌花です!雄花しか咲かない蔓はよくあるのですが、この蔓は雌花ばかり。この三連の雌花はお相手となる、同じ日に咲いた雄花にも恵まれて受粉に成功。
写真②は、8月17日のようす。右の蔓に3個並んでぶら下がっている実が、8月8日の雌花たちです。3個ともただいまぐんぐん成長中ですが、いちばん大きくなっている実で直径12センチほど。ちなみに一番奥に写っている白っぽい実は最初にできた「1号」で、カゴの上に乗っているのは「5号」です。
写真の撮りにくいベランダの外側にもいくつか実ができていて、写真③はそのようす。ちょっと見にくいのですが、手前に直径10センチほどの実、上の方にまだ受粉したばかりの実が写っています。
それらのすべてがうまく結実するかどうかはわかりませんが、おそらく6個はいけそうな感じです。第1の花ピークでできた6個とあわせると、合計12個。1苗についた実の数としては、なかなかの成績ではないでしょうか。水やりを朝だけでなく晩にも行うようにしてからは、裂果も避けられているようです。この調子で頑張ってくれたらいいなと思います。
さて。ヒョータニストさんたちの畑からも、うれしい結実報告が届いています!
写真④⑤は、田辺市のヒョータニスト、ともきちさんが8月6日にSNSにアップされていたもの。雑草が生い茂る一見雑然とした畑に、ラフな感じで植えた、雑種のひょうたん「へうたーん」の苗たちです。濃い緑色の皮に白い班、長いものや丸いものなどいろんなバランスのしずく型をした実が、ぞくぞくと実り始めました。
元気で、たくましくて、どんな形の実が出てくるかわからない「へうたーん」。ともきちさんの栽培を見せていただくと、自分のやり方とは正反対の、こういう野生的なひょうたん栽培に憧れてしまいます。
続いての写真⑥⑦は、吹田市のイハリコさんから8月16日に届いたもの。イハリコさん宅のひょうたんは、今年は不作で、ユーホーの苗は枯れてしまったそうです。
写真⑥はたった1個だけ実ったという鶴首です。この鶴首のタネ、もともとは昨年ホームセンターで買い求めてまいたものだそうですが、昨年中は芽を出さず、今年になって発芽して苗になりました。鶴首の実にしてはハンドル部分が短く、濃い緑色に白い斑入り。上記の雑種ひょうたん「へうたーん」ともちょっと似ています。もしかして何か別の品種と交雑したのではないかと思ったのですが、イハリコさんによると交雑はしてないはずとのこと。
そのほか、こぼれタネの千成が花をつけました(写真⑦)。8月、9月もまだまだ結実は見込めますから、これからに期待しています!
最後に写真⑧をご覧ください。こちらは福岡市のヒョータニスト、中野由紀昌さんのひょうたんです。早くも7月下旬に収穫されたのだそう。品種不明の苗だったのですが、実の形と、高さ20センチ程度という大きさから、百成ひょうたんだったのではないかと思われます。
今年は猛暑で干ばつがひどく、中野さんの実も1個に大きなヒビが入ってしまいました。このひょうたんには「キャプテンハーロック」という名を与えたそうです。さすがの命名センス。かっこいいですね!
(1354日目∞ 8月20日)