「ひょうたんミャクミャク」竹内蘭さんによる万博公式グッズ

by 丸黄うりほ

①「第50回全日本愛瓢会」で展示されていた竹内蘭さんの作品

②作品を身につけて「大阪・関西万博」へ。似合いすぎです

③大阪・関西万博公式ライセンス商品「ひょうたんミャクミャク」

④本物のひょうたんを使った、手作りの商品です!

⑤竹内さんお連れの方の法被。養老へもうかがいたい! 

明日から8月。「大阪・関西万博」も残り2カ月半となりました。私は5月下旬に一度行ったきり。一度きりとはいうものの、「コモンズ館」を中心とする各国ブースでは、思いがけなくたくさんのひょうたんを見かけて、かなり満足しました(「ひょうたん日記」1328日目、1329日目、1331日目)。

しかし、ひとつ残念なこともありました。お土産コーナーに寄る時間が遅すぎて、店舗を締め出され、チェコ館のマスコット「レネ」のぬいぐるみと並んで「万博に行ったら絶対ゲットするぞ!」と思っていたミャクミャク様グッズを入手できなかったのです。

そのミャクミャク様グッズとは……?

まずは写真①をご覧ください! こちらは、6月12日と13日に福井県福井市で開催された「第50回全日本愛瓢会」の展示品のひとつ。「栄誉賞」を受賞された岐阜県のひょうたんマダム、竹内蘭さんの作品です。

ミャクミャクのぐにゃぐにゃとしたあの形を、ひょうたんを使って表現!言われてみるとたしかに共通点があるんですよね。しかし、そのことに誰よりも早く気づき、作品化することができたのは、日頃からひょうたんを愛し、深く関わり合っている竹内さんだったからとしか言いようがありません。

この作品は、大ひょうたんと、いくつかの千成ひょうたんを組み合わせて作られていますが、なんと竹内さんはこのひょうたんを身につけて、実際に万博を訪問!竹内さんの姿は、万博公式カメラマンの目にもとまり、テレビ番組などでも放映・配信されたそうです。本当によくお似合いで、徹底したスタイルは誰にもマネできません。さすがですね!(写真②)

さらには、千成ひょうたんを使った「ひょうたんミャクミャク」を、2025大阪・関西万博公式ライセンス商品として販売されることに。

その実物がこちら、写真③です。そう、私が欲しかったのは、この「ひょうたんミャクミャク」だったのです!

青く塗ったひょうたんに、ミャクミャク様の目が6つ。胴体には赤白青のミャクミャクカラーの紐が結ばれ、赤と青のふさがついています。軽く振ってみると音がします。中にはひょうたんのタネが入っているのかな?このひょうたんは高さ13センチほどでふっくらとしたフォルムですが、天然素材なのでもちろん1個ずつ形が異なります。パッケージには、「本物のひょうたんの実を使用したオーナメントです」と書かれています(写真④)。

この「ひょうたんミャクミャク」。じつは6月の「第50回全日本愛瓢会」の帰りにたまたま寄った滋賀県の「賤ヶ岳サービスエリア」で、養老へ戻られる竹内さんたちの一行と、大阪方面へ戻る私たち「ヒョータニスト・パーティ」の一行が偶然出会い、その時に譲ってくださったものなのです。本当にありがとうございます!

岐阜県の養老で「ヨーローヒョウタン工房」を営み、日頃からひょうたんを使った作品を作り続けておられる竹内さん。今年からは「全日本愛瓢会」の副会長にも就任され、養老を飛び出して全国各地でも積極的なひょうたん活動を展開されています。彼女こそ、いま日本で最も熱いヒョータニストなのではないでしょうか。

竹内さん。近いうちに養老の工房へおじゃまして、まとまったお話をうかがえたらいいなと夢想しています。その時はどうぞよろしくお願いします。

そして、万博にこれから行こうというみなさん。ぜひお土産コーナーで、この「ひょうたんミャクミャク」を探してみてくださいね!

(1349日目∞ 7月31日)

※次回1350日目は奥田亮「でれろん暮らし」8月4日(月)にアップ。

1351日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、8月6日(水)にアップします。