もしかしたら「ウェス実8号」成るか……?

by 丸黄うりほ 

▲頑張れ! 生まれたてのチビひょうたん!

 

一昨日の日記で、先週末の台風の日、6週間ぶりに雄花と雌花が咲きそろったことを書きました。雄花の花粉が雌花の花芯にくっついて、受粉が成功すれば、ひょうたんの実になります。うまく受粉できなかった場合は、雌花の花びらの下にある、ひょうたん型をした子房がいつまでも固い感じで大きくならず、やがて茶色くなって枯れてしまいます。

受粉に成功した雌花は、数日たつとだんだんと子房がふくらんできます。ただし、ふくらみかけても途中で成長が止まってしまい、シワが寄って縮んでしまったり、そのまま腐ってしまったりすることも多いのです。

この雌花はいけるかもしれないという判断のポイントは、子房がつやつやぴかぴかしてくること。潤いたっぷりな感じになって、全体的に光ってきたらかなりの確率でその雌花はひょうたんになります。

そして今回、台風の中で受粉した雌花には、うれしいことにその兆しが!

この状態になったら、水やりと追肥をしっかりとします。栄養たっぷりにして流産を防ぐのです。

心配なのは気温です。ここ数日はさすがに朝晩冷え込むようになってきました。きょうの最低気温は13℃で、最高気温は22℃。ひょうたんはアフリカ原産の暖かい気候を好む植物で、健全に育つのは25℃以上です。これはなかなか厳しい条件だと言わざるをえません。

私は今まで10年以上ひょうたん栽培をしてきましたが、10月中旬以降の花が実になったことはありません。もし、これが実になったとしたら、最も遅い時期の結実ということになります。

ひょうたんウェスパシアヌスの実は現在7個で、6月受粉の4個は水浸け処理中。8月受粉の3個はまだ蔓にぶら下っています。この雌花が実になったら8個目です。

果たして、8個目の実「ウェス実8号」は成るのでしょうか?

頑張れ、チビひょうたん!この日記をお読みのみなさんもどうぞ応援してやってください。