思いがけない大舞台!全日本愛瓢会と読売新聞
by丸黄うりほ

①読売新聞大阪版、7月1日朝刊。「オール電化ひょうたん」の取材を受けました

②6月12日。広場のあちこちに恐竜がいるJR福井駅前

③会場の複合施設「ハピリン」、新しくてきれいな建物

④「第50回全日本愛瓢会 福井県福井市大会」ポスター

⑤「第50回記念式典」終了後、「ヒョータニスト・パーティ」の記念撮影。左から奥田亮、フェイ・ターン、丸黄うりほ、森川訓恵(撮影:塚村真美)

⑥翌日も同ホールにて演奏の機会をいただきました(撮影:中島敏子)
6月上旬の大雨の日、私は読売新聞の取材を受けました。取材を担当してくださったのは、「オール電化ひょうたん」の演奏を京都のライブハウス「アニーズ・カフェ」でみてくださった記者の佐々木伶さんです。
その記事は、自作ひょうたん楽器を机に並べ、その前で照れる私の写真とともに、読売新聞大阪版の7月1日の朝刊に掲載されました。
読んでみると、「新聞なのに、いいの?こんなに攻めて……?」と言いたくなるようなかなり踏み込んだ内容で、私のひょうたん活動をがっつり紹介してくださっています。しばらくの間はYOMIURI ONLINEと、Yahoo!ニュースでも読めるようです。佐々木さん、ありがとうございました!
さて。新聞を読んでくださった方は、佐々木さんの文章の最後のほうに「思いがけない大舞台」という一文があるのに気づかれたかと思います。
私にとっては読売新聞のインタビュー記事も不相応な「思いがけない大舞台」だったのですが、6月12日と13日に開催された「第50回全日本愛瓢会 福井県福井市大会」では、そのものずばりの「思いがけない大舞台」に立たせていただきました。
その日、私は午前3時半に起きました。6時に「ヒョータニスト・パーティ」の森川訓恵さんの運転する車に乗せてもらい、一路、福井へ。もう一人のメンバー、フェイ・ターンさんも一緒です。10時には信州から来た奥田亮さんとも合流しました。
初めて訪れた福井の街は、恐竜の巨大な模型だらけでびっくり。私たち4人が向かったのは、JR福井駅直結の複合施設「ハピリン」3階にある「ハピリンホール」です。到着するとまず厳重なボディチェックを受けました。ひょうたん楽器の入った箱や袋類もすべて開けてチェック。
というのも、「全日本愛瓢会」の名誉総裁である秋篠宮さまが、この日の「第50回記念式典」に参加されるからなのです。(秋篠宮さまのニュースはこちらYahoo!ニュースへ)
「第50回記念式典」は12日午後3時より始まりました。開会の辞、物故会員への黙祷のあと、「全日本愛瓢会」の井村裕治会長が挨拶されました。その次に登壇され、おことばを述べられたのが秋篠宮さまです。
秋篠宮さまのおことばは、本当にひょうたんがお好きなのだということが、ひしひしと伝わってくる心のこもったものでした。ご自身の幼少期のひょうたん栽培体験から始まって、ちりばめられたさまざまなエピソードも一つひとつが具体的で、植物としてのひょうたんだけでなく、ひょうたん文化にも精通されていることがよくわかりました。
このおことばを聞けただけで、ひょうたん好きとしてはもう大団円のような気持ちになってしまいましたが、福井県知事、福井市長の祝辞と各種賞状の授与がそのあとに続き、いよいよ「ヒョータニスト・パーティ」の名が呼ばれ、出番が回ってきました。
私たちはそれぞれの自作ひょうたん楽器で、オリジナル2曲を合奏しました。約10分ほどでしたが、なんとか演奏し終えると会場のみなさんからは大きな拍手をいただきました。遠く斜め向かいに座って聴いてくださった秋篠宮さまも、手を叩いてくださっているのが見えました。
「ヒョータニスト・パーティ」は、昨年の「全日本愛瓢会 愛知県知立市大会」で、初めて宮さまの前で演奏させていただいたのですが、その時は1曲だけでしたし、もっと少人数の会場でした。再度このような機会をいただき、しかも「第50回記念式典」のプログラムにも名前を載せていただいて、まさに身に余る光栄でありました。
翌日の6月13日にも、午前11時から同じ「ハピリンホール」で一般の方を前に1時間ほど演奏会を行いました。愛瓢会の多くの方が研修・視察ツアーに出られていた時間帯だったので、お客様は少なめでしたが、残って聴いてくださったみなさんはとても温かく、私たちもこの日は肩の力を抜いて演奏することができました。
「全日本愛瓢会」の井村会長をはじめ、このたびも多くの方にお世話になりました。ありがとうございました!
*来週は「全日本愛瓢会 展示会」についてレポートします
(1338日目∞ 7月3日)
※次回1339日目は奥田亮「でれろん暮らし」7月7日(月)にアップ。
1340日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、7月9日(水)にアップします。