どうも自分は…土を作ることに重きをおいている節が
by 奥田亮

簾を再利用したレイズドベッド。通称「軍艦巻き」。

苗は元気にたくさんできました。

一番大きく育っている苗。たぶん〈大寿〉。
寒い寒い…。え、何言ってんの? と思われるかもしれませんが、今日(5月24日)は、雨ということもあってホントに寒く、片付けそびれていたストーブに火を点け、クリーニングに出そうと思っていた毛糸のカーデガンを羽織りました。連休以降、気温は乱高下を繰り返し、汗ばむような真夏日かと思えばこんな寒い日も。先日は突風が吹いて痛ましい事故が近隣でありました。この先、気候はどうなるんでしょうか。もう正常な気候がどういうものなのかもわからなくなってきました。
そんなことで、ひょうたんの定植はまだもう少し先の方がよさそうです。ほかの野菜の苗は、今週すでに植えてしまいました。風よけの覆いをしておけばよかったのですが。今年は、昨年から取り組んでいる落ち葉や枯れ草を使った高畝をレイズドベッドに作り替えました。レイズドベットはもっとおしゃれな方法があるのですが、再利用が好きな私は、使い古した簾を使って囲いを作り畝の周囲を取り巻いて作りました。その姿は巨大な寿司の軍艦巻きみたいになりました(4月14日のでれろん暮らしへ)。ここで今年はナス、ピーマン、ズッキーニを育てることにしました。
そして、ひょうたんですが、今年は例年と栽培場所を変えることにしたこともあって、2苗かせいぜい3苗植えられればという予定です。3種の苗があるので1つずつ選ぶことになります。ところがある朝見ると去年植えていたリンゴ箱からどうみてもひょうたんな双葉が顔を出していました。しかもど真ん中に。これはこのまま育てるしかないですね。

去年植えていたリンゴ箱からひょっこり顔を出した双葉。
オーガニックなひょうたんって意味あるのかなと思ったりもするのですが、どうも自分は作物を育てることより、土を作ることに重きをおいている節があって、時間はかかるけど健康な微生物たっぷりの土を作って、そこで何かを育てる、という道筋をたどりたいのですね。農薬や化学肥料を地球に垂れ流したくないというか。といいつつ、もう何年もたつのに土はまったく良くなりません。肥料食いと呼ばれるひょうたんを無肥料で育てるって素人には難しいのはわかっているのですが、まあ気長にやってみましょう。
とはいえ、菜園の他の作物も同様で、去年植えた玉ねぎもほとんど全滅に近い状態です。ちっとも大きくならないし、根っこを虫に切られて枯れちゃったり。肥料をたっぷり与えられたであろう、立派に育った玉ねぎを近隣の畑で見かけると羨ましかったりするんですけれど。
思いの外たくさんできた苗が余ってしまうことになりますので、食や農に興味のある人が集まるLineのコミュニティでお声がけしたのですが、思ったより反応が薄く、もらい手はまだ現れません。ひょうたんのおもしろさや奥深さをもっと伝えないといけないんでしょうね。でれろん。
(1321日目∞ 5月26日)