困った…。早くも害虫エカキムシが発生

by 丸黄うりほ

①ユーホー5苗と十成3苗。今年はこの8苗かな

②ユーホーは本葉3枚目

③最後に発芽した十成も本葉2枚目になりました

④この白いスジは……?

⑤頼んだぞ!「ベニカXファインスプレー」!

今年はタネまきをしたのがいつもより一週間ほど遅かったうえに、気温が低めのせいか苗の成長がゆっくりしています。それでも、4月に芽生えたユーホー5苗と、十成3苗は少しずつ大きくなってきました。(写真①)

先に芽を出したユーホーたちは、本葉3枚目を展開中(写真②)。ただ、苗によって葉の大きさにかなりの違いがあります。大きな葉がいいというわけではないのですが、少し気になるくらいサイズがバラバラ。

十成も、本葉2枚、3枚目が出てきています。一番最後に芽を出した8番目のポットも本葉3枚目をすでに用意して頑張っています。(写真③)

十成の双葉は、ユーホーの双葉に比べて細長いと先週(5月7日)に書きましたが、ますます長くなり、だんだんと横幅も太ってきて、いま測ってみると2枚広げた状態で15センチもありました。

というわけで、成長自体はまあまあ順調なのですが……!!

写真④をご覧ください。葉に、くずし字のような、白いスジ模様が出ていますよね。

これは、ハモグリバエ、通称エカキムシがつけたものなんです。

ハモグリバエは全世界で2500種もいるといわれているハエの仲間。幼虫が葉の内部に入り込み、落書きのような白いスジをつけることからエカキムシとも呼ばれています。

ひょうたん栽培をしていると一年に一度は必ず出てくる、まあありふれた害虫です。しかし、たいてい夏以降に出てくるのに、今年は定植もまだの幼苗のうちに出てきてしまいました。

エカキムシで決定的に苗がダメになるということはないとは思いますが、やはりこれは好ましいことではありません。私はいつもプランターに定植する前後に、殺菌剤のベンレートと、殺虫剤のオルトランをまくことにしているのですが、それまで待っていては被害が大きくなってしまう可能性があります。このあたりで食い止めねば。

というわけで、早々と殺虫剤を使用することに決めました。

「ベニカXファインスプレー」を、エカキムシが模様をつけた部分に集中的に散布しました(写真⑤)。スジのなかにもぐっているらしいので、居場所のわかりやすい相手ではあります。これでいなくなってくれたらいいのですが……。

ちなみに、ユーホー、十成と同時にタネまきをした大瓢は、今もなお、ただの一つも発芽してくれません。タネまきから一カ月以上たちましたから、もうダメかもしれませんね。今年はこの8苗で全部かな。

(1316日目∞ 5月14日)