まだまだ見つかる!瓢箪山のひょうたん物件

by 丸黄うりほ

①近鉄瓢箪山駅に6ひょうたんのビジュアル登場!

②こちらは六万寺町にある老人ホームの壁の装飾

③同じく六万寺町に「ひょうたん工芸」という物件が!

④看板は本物のひょうたんで作られています

⑤居酒屋「ひさご」、近鉄瓢箪山駅近くに発見

⑥商店街「サンロード瓢箪山」で買い求めたタオル

⑦かわいい6ひょうたん柄

⑧ひょうたんと同じウリ科のゴーヤ柄

前回(1306日目)の「ひょうたん日記」では、「瓢箪山芸術祭」の展示を見に、東大阪市の瓢箪山に出かけたことを書きました。「ひょうたん日記」ではこれまで何度もこの街について書いており、近鉄瓢箪山駅前に立つモニュメントやひょうたんのゆるキャラなど、主なひょうたん物件についてはもう書き尽くしたかと思っていたのですが……。

まだまだありました!今回は、ギャラリーに向かう途中で新たに発見したひょうたん物件について書き留めておこうと思います。

まずは、写真①をご覧ください。近鉄瓢箪山駅の2階改札から1階のホームに向かう階段脇に、6ひょうたんをあしらったビジュアルが登場していました。

瓢箪山在住のフェイ・ターンさんによると、このビジュアルに気がついたのは今年に入ってからだということです。武将の甲冑のような絵柄も見えますが、おそらくこれは以前から奈良方面行きホームに立っている石碑(楠木正行の墓が、この駅から近い往生院六萬寺にあるという案内)に関係があるのでしょう。6ひょうたんは、今や街のシンボルということで採用されたのでしょうか? ちなみに大阪難波方面、奈良方面行きともに同じビジュアルが使われていました。

続いて写真②をご覧ください。こちらは駅南の六万寺町にあるギャラリー「存在」の近くで見かけました。「有料老人ホーム  わかくさ瓢箪山」の建物の外観です。この地域には、「わかくさ」という名前のついた介護サービス施設がいくつかあり、ロゴマークにひょうたんを採用しているところもあって、以前からチェックしていました。どうやら花をあしらったこのひょうたんはロゴではなく、装飾のようです。

そして、今回発見したひょうたん物件のなかで、最も気になるのが写真③④であります。

こちらはなんと「存在」の斜向かい。本物のひょうたんを使って作った看板には、「ひょうたん工芸」と書かれています。しかし、サッシはかたく閉まっていて、「存在」の店主・スムースさんも開いているのを見たことがなく、中の人にも会ったことがないとおっしゃいます。

ネットで調べてみたところ、こちらの工房を営まれているのは白濵勝則さんという方で、なんと全日本愛瓢会の会員であることがわかりました。愛瓢会の2020年(令和2年)の会員名簿にもお名前が見つかったのですが、ネットでヒットする記事は2019年、2020年のものばかりで、最近のものがありません。しかし、それらの記事には、見事な細工や塗りを施したひょうたん工芸作品や賞状などが賑やかに掲げられています。一度、工房にうかがって、ご本人にもお会いしてみたい!

続いて、写真⑤。こちらは近鉄瓢箪山駅の北側、駅からすぐのところに見つけました。喫茶店のような店構えですが居酒屋のよう。最近できたという感じでもなく、なぜ今まで見逃していたのかと思います。ひょうたんグルメ班で、近いうちに行ってみなければ。

そして、最後に写真⑥⑦⑧を見てやってください。これはひょうたん物件ではなく、ひょうたんグッズ。しかも、片方はひょうたんではなくゴーヤなんですが、同じ日に商店街「サンロード瓢箪山」で見つけて買い求めたもので……。

デザイン的には、ゴーヤのほうが気に入っています。切り口やタネやヘタの描かれ方がリアルで大変好み。首に巻いてスカーフのように使ってみようかしら♡

(1308日目∞ 4月23日)