瓢箪山芸術祭に行ってきました!

by 丸黄うりほ

①パンフレットの表紙にも「3」に擬態したひょうたんが♡

②まるでクラブのようなギャラリー「存在」

③フェイ・ターンさんと作品「ひょうたん BIGカーニバル」

④「雷神のひょう子リン」

⑤千成姉妹の鈴やシェイカーたちも可愛い

⑥ひょうたん端材でつくったブローチ

⑦ChiHaruさんと作品たち

⑧瓢箪山の町の移り変わりを描いています

「ひょうたん日記」ではもうおなじみ、ひょうたんの聖地・東大阪市の瓢箪山。この町にある3つのギャラリーで、瓢箪山在住のアーティスト14名による合同展「3テンポさんぽ 瓢箪山芸術祭」が、4月15日から始まりました。

パンフレットの表紙にも「3」に擬態したひょうたんがあしらわれていて、さすが瓢箪山(写真①)。私たちのユニット「ヒョーニストPPK」が、先日イベントをさせてもらった「存在」も3つのギャラリーのうちの1つです(「ひょうたん日記」4月10日)。今回は、こちらにヒョータニスト仲間のフェイ・ターンさんが出品されているということで、さっそく初日に出かけてきました。

古民家を改装した「存在」は、オーナーのスムースさんの作品が普段からたくさん飾られていて、雰囲気満点。フェイさんの展示スペースは照明が落とされ、天井のミラーボールが回っていて、まるでクラブのような仕上がりです。(写真②)

目当てのフェイさんの作品は、もちろんひょうたん尽くし!

ひょうたんにたくさん穴を開けて、鈴などのパーツを取り付けた「ひょうたん楽器」が今回の作品のメイン。なかでも、以前からフェイさんが大事にしていた大ひょうたんがついに楽器に変身し、「ひょうたんBIGカーニバル」と命名されて展示されている姿には、たいへん感慨深いものがありました。作者のフェイさんとのツーショットで、その巨大さがわかりますよね!(写真③)

楽器でもあり、同時にランプでもあるという「雷神のひょう子リン」も、可愛くて人気を集めていました(写真④)。美形の千成ひょうたん姉妹から生まれた、鈴やシェイカーもずらり勢ぞろい(写真⑤)。

さらに、ひょうたんランプや楽器をつくった時に出た端材を、ブローチなどのアクセサリーに仕上げた作品もたくさん並んでいました(写真⑥)。フェイさんの作品は、どれもとても丁寧に作られていて、端材ですら美しい。ひょうたんを大切にしている気持ちが、そのまま作品に反映されているのを感じました。

「存在」では、他にChiHaruさん、ETOMINAMIさん、ココアしゃんさんの作品も展示。ちょうど在廊されていたChiHaruさんの作品は、瓢箪山の町を描いた絵画で、建物の工事や改装によって風景が生まれ変わっていく様子を、段ボールを使って空間を区切ることで表現しています。クールでありつつ、時間の経過と叙情が感じられる作風で、個人的にものすごく好きな感じでした。

「存在」以外の2つのギャラリー「wellbeeing」と「Gallery Hommage」に展示されている作品たちも見せてもらいましたが、14作家それぞれが異なる方向性と個性を持ち、全体として大変見応えがありました。

展覧会は、このあと4月20日(日)まで開催される予定です。「存在」のインスタグラムに詳細が発表されていますので、ぜひチェックの上、お出かけくださいませ。

(1306日目∞ 4月17日)

「3テンポさんぽ 瓢箪山芸術祭」お問い合わせ wellbeeing.art@gmail.com

※次回1307日目は奥田亮「でれろん暮らし」4月21日(月)にアップ。

1308日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、4月23日(水)にアップします。