果たしてこのベランダでひょうたん栽培ができるのか?

by 丸黄うりほ

①昨年11月、縮緬いぼ瓢「ハドリヌス」収穫時

②ベランダ中央のガラスと、テラス段差が問題

③物干し用のでっぱりもじゃま

④サイズ違いのラティスを3点購入しました

⑤ラティス部分には園芸ネットを張りました

⑥ホームセンターの竹コーナー

⑦2本をつなぎ合わせてみたものの、安定しない

⑧洗濯物干しストッパーでとめてみた

⑨ステンレスの物干し竿を追加購入、結束バンドでとめました

⑩麻紐のネットを張り巡らしてみましたが…… 

昨年6月から12月まで、私の住むマンションでは大規模修繕工事が行われました。そのため、ベランダでのひょうたん栽培を途中であきらめざるを得なくなり、プランターごと「花形文化通信」の塚村編集長に引き取ってもらうことに。ありがたいことに縮緬いぼ瓢「ハドリヌス」は塚村邸でかわいがっていただき、立派な4個の実をならし、11月13日の「ひょうたん日記」では、我が家のベランダへの里帰りのようすを報告することができました。(写真①)

ベランダは修繕工事で新しく付け替えられて、きれいになったものの、私はその後も心配でたまりませんでした。

というのは、それまでひょうたんの蔓をからみつかせるためにベランダ全体に張り巡らしていたラティスを、工事の時にすべて撤去することになったのです。新しくなったベランダは、真ん中に大きなガラス部分があり、今までなかった段差までできてしまいました(写真②)。さらには、物干しをひっかけるための金属製のでっぱりパーツが2カ所に付き、取り外しができない(写真③)。これではラティスを元どおり全体に張り巡らすことができません。

いったいどうしたらいいものか。私は、ホームセンターを見に行ったり、通販をチェックしたりして、秋からずっと対策を考え続けてきました。

いろいろと考えた末、柵のある部分には再びラティスを張ることに決めました。柵のサイズにあわせて、3種類の大きさのラティスをホームセンターと通販で購入し(写真④)、結束バンドで柵に取り付けて、その上に園芸ネットを張りました(写真⑤)。

問題は真ん中のガラス部分です。のっぺりとしていて、結束バンドでラティスを取り付けられるようなパーツがまったくない。ラティスを張るにはじゃまな物干し用のでっぱりがあるだけです。

でっぱりパーツには、5つの穴があいています。私はこの部分に長い棒をさして固定し、その上にネットを張ればいいのではないかと思いつきました。

ホームセンターへ行くと、竹素材が売っていました(写真⑥)。長さ1.9メートルの黒竹を2本結束バンドで組み(写真⑦)、洗濯物干しを固定するクリップでとめたらいいのではないか(写真⑧)。お隣にお住まいのIさんにも手伝ってもらい、試してみたのですが……。

どうにも安定が悪い。やはり真ん中で竹を継ぐのは無理があるのではないかということに。しかし、長さ4メートルの竹というのはホームセンターでは売っていませんでした。専門の業者に行けば買えるのかもしれませんが……。

というわけで、私は再びホームセンターへ向かい、ステンレスの物干し竿を購入しました。私が買った物干し竿は伸縮するタイプで、伸ばせば4メートルになります。

でっぱりの穴の、いちばん上と下には竹を組んだものを通し、真ん中の2つには物干し竿を通しました。竹のつなぎ目に使った結束バンドの端を、もう一本の結束バンドで物干し竿から渡すと、しっかりと固定させることに成功(写真⑨)。

さらに、その上から麻紐のネットを張ってみました(写真⑩)。

もしかしたら4本ともステンレス物干し竿にしたほうが見た目がすっきりしたかもしれません。それに、麻紐のネットの目がちょっと粗いような気もします。普通の園芸ネットにしたほうがよかったのかもしれません。

果たしてこのベランダで、無事に今年のひょうたん栽培ができるのでしょうか?うーむ。栽培が実際に始まってみないと、なんとも言えない感じです。

(1302日目∞ 4月9日)