ひょうたんマークの天麩羅「えびのや」
by 丸黄うりほ

①天麩羅「えびのや」南森町店

②お店のマークがひょうたん!

③暖簾もひょうたん。6つ並んで六瓢!

④あちこちにひょうたんマークが

⑤「明太子食べ放題!」というポップもそそります

⑥コンさんが注文した「海老一本丼」

⑦丸黄が注文した「天麩羅定食」。ごちそうさまでした!
ひょうたんが好き。そして、おいしいものがだーい好き。そんな2人による「ひょうたんグルメ班」。
自作ひょうたん楽器を奏でる「ヒョータニスト・パーティ」のメンバーでもあるコンさんと、わたくし丸黄が、久しぶりに街へ出ました。今回は、グルメ以外のお店や街のひょうたん物件探しにもコンさんにつきあってもらったのですが、その紹介は後日にまわすことにして。まずは「ひょうたんグルメ班」の主たる目的である、ひょうたん物件でありつつ、おいしいお店のレポートから始めたいと思います。
当日、コンさんと私が待ち合わせたのは、大阪メトロ南森町駅前でした。まず、向かったのは天神橋筋2丁目商店街にある天麩羅「えびのや」です。
「えびのや」は、南森町に本社がある株式会社フジオフードグループに所属するチェーン店。関東から沖縄まで、果ては海外にも店舗展開をしていて、大阪市内だけでもあちこちにお店を見かけます。
私は自宅から近いということもあり、南森町店の前を通るたびに、トレードマークのひょうたんが気になっていました。しかし、ウェブサイトを見ても、なぜひょうたんマークなのか一切書かれていません。これはやはり、実際にお店に足を運んでみなければならない……と思いました。
まずは写真①〜④をご覧ください。
こちらがお店の外観です。看板にも、暖簾にも、ひょうたんマークが見えますね!すっと一筆描きで描いたひょうたんは、ふっくらとしたとても良い形です。ひょうたんの中には「えびのや」という筆文字。また、「天麩羅 えびのや」と書かれたものもあり、どちらにも「ふ」一文字の落款が押されています。おそらくこれはフジオの「ふ」でしょう。
天麩羅のお店なので、もちろん主力商品は各種の天麩羅定食や天丼なのですが、お店の人気ポイントの一つは、定食や天丼をオーダーすると明太子が食べ放題になること。天麩羅も、明太子も大好きな私にとっては、わくわくする組み合わせです。(写真⑤)
さて。コンさんと私は暖簾をくぐって中へ入ってみました。明るくテキパキとした女性の店員さんが、2人席へ案内してくれました。まだお昼前の11時台だというのに店内はすでに2/3ほどお客さんで埋まっています。
メニューを見ると、天丼は「海老一本丼」「海老二本丼」「海老三本丼」があり、ほかに「穴子天丼」もありました。定食メニューはやはり海老が一尾の「天麩羅定食」、二尾の「味わい定食」、三尾の「えびのや定食」のほか、「穴子一本揚定食」も。とてもシンプルなメニュー構成です。というわけで、コンさんは「海老一本丼」(写真⑥)、私は「天麩羅定食」(写真⑦)をオーダーしました。
席へ案内してくださった女性に、私は聞きたかったことを尋ねてみることにしました。
「えびのやさんのマークは、なぜひょうたんなんですか?私は、とてもひょうたんが好きなんですが……」
おそらくお客さんにそんなことを聞かれたのは初めてなのでしょう。女性は厨房にいらっしゃる男性スタッフにも聞いてみてくださったのですが、全員が「わからない」とおっしゃいました。
運ばれてきたお料理はとてもゴージャス!「盛り付けがうまいよね!」とコンさん。天丼には赤だしと明太子。定食にはごはんと赤だしと明太子、天つゆがついてきました。
「天麩羅定食」の天麩羅は、海老、白味魚、かぼちゃ、玉ねぎ、いかの5種。きれいな衣をまとい、さくさく。軽く揚がっていて、クセがなく、いくらでも食べられそう。明太子は薄皮がなくてとても食べやすい。価格も手頃で、これは人気が出るよね、と納得しました。
看板と暖簾以外に、お店の中にはひょうたんは見当たらず。店員さんに聞いてみても結局なぜひょうたんなのかわからず。しかし、お料理は大変おいしくて、おなかもいっぱいになりました。
(1291日目∞ 3月12日)