新潟で見つけた!ひょうたんマークの柿の種
by 丸黄うりほ
11月2日にひょうたんワークショップで大変お世話になった、吹田市のヒョータニスト、イハリコさん(「ひょうたん日記」1243日目へ)。イハリコさんは日本全国のおいしいもの情報通でもいらして、9月にこんなメールをくださっていたのでした。
「新潟でひょうたんマークを発見しました!」
その言葉とともに送られてきたのが、写真①です。紐が結ばれた赤いひょうたんに、「ABEKO」の文字。「柿の種型のピーナッツ揚げ かきたね」と書かれていますが詳細がわかりません。「ABEKO」というのは社名だろうか?首をひねっていると、2通目がきました。
「阿部幸製菓です。でもロゴマークがホームページには載っていません」
そして、親切に阿部幸製菓のウェブサイトのリンクを貼ってくださっていました。私はすぐにリンク先を見に行きました。会社概要を読むと、新潟県小千谷市にある米菓製造会社で、業務用の柿の種を中心に、お餅やお惣菜などを製造している会社であるということが判明。しかし、確かにウェブサイトにはどこにもひょうたんマークが使われていません。結局、サイトをくまなく読んでみても、なぜトレードマークがひょうたんなのかをつきとめることができませんでした。
それからしばらくたったある日のことです。私は大阪梅田の「ホワイティうめだ」にある大好きなショップ「新潟をこめ」で、このひょうたんマークの実物に出会ってしまったのです。
写真②をご覧ください。黒いパッケージの「かきたね」。そしてもう一種類が赤と黄色の「Pasta de Snack」です。どちらの商品も味のバリエーションがたくさんありました。全部買い占めるわけにもいかないので、「かきたね」はシンプルに「とうがらし」味をチョイス。「Pasta de Snack」のほうはセールになっていたこともあり、「トマト」味と「チーズ」味の2種類を購入しました。
「かきたね」のパッケージの左上には白く抜かれたひょうたんマークがくっきりと輝いていました(写真③)。「Pasta de Snack」のほうは、袋の裏側の下の方に、イハリコさんが送ってきてくださったのと同じ赤いひょうたんマークがありました(写真④)。「かきたね」のほうも袋裏に同じ赤ひょうたんが。
どちらの商品もおしゃれで大人っぽいパッケージにふさわしく、お酒が合う味でした。とうがらし味の柿の種は、辛口の日本酒にぴったり。「Pasta de Snack」はその名の通りパスタで作ったスナックでワインと幸せマリアージュ。あっというまにおいしくいただき、柿の種もどんどん進化しているのだな……と感心しました。
新潟県で生まれたお菓子だということで、どうやらご当地にはたくさんの柿の種メーカーがあるようです。そのなかでも、阿部幸製菓の柿の種は飛び抜けたスタイリッシュ路線。こちらのPVをぜひ一度見てください。
ネットを引き続き調べてみた結果、阿部幸製菓のフェイスブックのアイコンにはひょうたんマークが使われていることもわかりました。そのトレードマークの由来は未だ解明できてないのですが、新潟に行けばわかるかな?新潟県長岡市にはひょうたんマークの日本酒「吉乃川」の蔵元もあることだし、ヒョータニストを自負する身としては一度行ってみなければなりませんね。
(1250日目∞ 11月21日)
※次回1251日目は奥田亮「でれろん暮らし」11月25日(月)にアップ。
1252日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、11月27日(水)にアップします。