ひょうたんがいっぱい!東京・墨田区のお土産袋

by 丸黄うりほ

①旧友・かなちゃんに、お盆にいただいた東京土産「元徳餅」

②手提げ袋のデザインに衝撃!!

③両国観光案内所「すみだのれん」の袋だそうです

④「ヒョータニスト・パーティ」のライブにも持ってきてくれました

鎌倉市の「大船フラワーセンター」での「ヒョータニスト・パーティ」ライブは、首都圏で初めてのライブだったということもあって、東京近郊の友達もたくさん来場くださいました。その中の一人が、東京都江東区に住むかなちゃんでした。

かなちゃんはもともと大阪市民。古い話になりますが、90年代には私と一緒にフリーペーパーを作ったりしていました。結婚し、引越しして、今やすっかり都民なんですが、今年のお盆には大阪に帰省、その時にも会って積もる話をしたりしました。

帰省の際には墨田区の御菓子司「みすゞ」の「元徳餅」をお土産にもらいました。お相撲さんの包み紙がとても可愛く、やわらかな口当たりのわらび餅でとてもおいしかったです(写真①)。

そして……衝撃が走ったのが、お菓子を入れて持ってきてくれた手提げ袋のデザイン。写真②③をご覧ください!こちらがその手提げ袋です。

いちめんに描かれた水色のひょうたん。下の方には、「す」という筆文字を紐のように結んだひょうたんと、「VISIT SUMIDA」の文字。裏返すと「一般財団法人 墨田区観光協会」と書かれています。

かなちゃんによると、この袋は墨田区の両国観光案内所に併設された「すみだのれん」というお土産屋さんの袋だとのこと。「元徳餅」を買ったのが、その観光案内所だったそうなのです。

というわけで、私はネットで「すみだのれん」について調べてみました。すると「すみだ観光サイト」のトップからひょうたんマークが現れ、さらに進むと「ひょうたんマークについて」という説明文も見つかりました。

その小見出しは「ひょうたんで千客万来」。

「江戸っ子は「三つ揃えて三拍(瓢)子!」と縁起を担ぎ、無病息災祈願の対象から縁起物としても重用されてきました。また、浮世絵や落款あるいは商店の看板デザインに素材として数多く登場し、墨田区に代表される下町文化に根づいてきました」

と書かれています。さらに、

「飾り紐の「す」は、墨田区の「す」に加え、これまで多くを育んできた美しい隅田川の流れを表しています」(中略)「今後は縁起物ひょうたんに念じて「あらゆるものを吸い込み、その魅力を醸し出す」観光都市・すみだを目指していきます」

とも書かれていました。

このデザインを担当したのは墨田区生まれのデザイナー・高橋正実さんで、「墨田を愛する心」をベースに作案されたとのこと。素晴らしい!東京の真ん中にも、ひょうたん愛に満ちた土地があったのですね!

この手提げ袋に激しく反応している私をみて、さすが旧友のかなちゃん。今回、鎌倉まで足を伸ばしてライブにきてくれた折にも、わざわざこの袋を持ってきてくれたのです。しかも、大小2種類です! (写真④)

差し入れのお菓子はまた別にいただいて、ひょうたんの手提げ袋はちゃんと別のビニール袋に入れて、汚れや折り目がつかないように気遣って……。ああ、なんといううれしい配慮でしょう!ありがとう、ありがとう!

今度、東京に行く機会があったら、私もお土産は両国観光案内所「すみだのれん」で買わなくちゃ。墨田区の隣の台東区には「浅草ひさご通り商店街」という街もあり、いなせなひょうたんキャラクター「ひさごろう」もいると聞いているので、チェックしなくちゃ。かなちゃん、その折にはまたどうぞよろしくね!

(1242日目∞ 10月31日)

※次回1243日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、11月6日(水)にアップします。11月4日(月・祝)の奥田亮「でれろん暮らし」はお休みです。