ひょうたんの実の水浸けを開始しました!(1)

by 丸黄うりほ

▲ひょうたんの口部にドリルで穴を開けます。

▲竹串を差し込んで中身をつぶしておきます。

 

先週ついに、ひょうたんの実4個(120日目、9月26日)を収穫。薄い緑色をしたその風情はこの時期だけのもの。水浸け加工が始まるとすっかり趣が変わってしまいます。私は薄い緑色の、この時期のこの状態のひょうたんが大好きなのですが、そのまま放置しておくと皮ごと全体が腐ってしまい、汚くなるだけなのです。

ひょうたんの水浸け。それは、かなりのひょうたん好きであっても、これはちょっと……と、ためらう人が出る作業です。そのため、「瓢道の山場」とも言われています。これから、私たち(私と読者のみなさん)は、その山を一緒に登っていくわけです。覚悟はされたでしょうか。

私は今回、4個の実のうち、比較的作業がしやすい小柄な実「ウェス実3号」から作業を始めました。まず、蔓をハサミで切ります。そして、口部の中心にキリで小さな穴を開けて位置を定めてから、その部分に電動ドリルを当てまっすぐに穴を開けていきます。キリで穴を開けるのは、いきなりドリルを差し込むとヒビが入ってしまうことがあるためです。

電動ドリルは直径1センチのものを使いました。千成など小型のひょうたんの場合は8ミリのものを使うことが多いです。実がかたいときは電動ドリルがなかなか進まないのですが、「ウェス実3号」はわりあいすんなりと穴を開けることができました。

ドリルが実のかたい部分を通過したら、ふにゅっとした中身に到達します。ドリルを引っ張り出すと、白い中身がドリルの螺旋と同じ形になってしゅるしゅるとくっついて出てきます。

このあと、竹串で穴の中をぐしぐしと刺し、中身をできるだけつぶしておきます。そうすると、穴から実の中に水が入り込みやすくなるらしいのです。

小柄な「ウェス実3号」の次は、「ウェス実4号」、「ウェス実2号」、「ウェス実1号」と、小さいものから大きいものの順に同様の作業を行いました。

後半、明日の日記に続きます。