凄まじいひょうたんジャングル@京都府立植物園

by 丸黄うりほ

①京都府立植物園「四季 彩の丘」を東から見る。「ヘビウリ」が大豊作!

②こちらは同じ棚を西から見たところ。まさに、ひょうたんジャングル

③手前に「かど瓢」、続いて「大瓢」、奥に「長瓢」

④「ミニ鶴」。かたまりになって実っています!

⑤「縮緬いぼ瓢」もこの通り!

⑥斑入りの「台湾食用ひょうたん」。実の高さ25センチくらい

⑦「大瓢」「大寿」「十成」などがぶらぶら

⑧美人コンテスト優勝は、この「十成」かな?

⑨右の「大寿」は50センチありました

⑩ユウガオ「10貫目」は直径40センチくらい 

8月、「ひょうたん日記」では3回にわたって京都府立植物園「四季 彩の丘」のひょうたん棚について報告しました(「ひょうたんずかん@京都府立植物園」へ)。こちらのひょうたん棚は毎年素晴らしいのですが、今年はとくに勢いを感じます。

3週間後に再訪したひょうたん棚は、前回以上の驚きの世界でした。

いや。もう……、きょうはもしかしたら言葉は何もいらないのかもしれません。とにかく写真を見てください。あまりにも凄まじくて、この何倍も写真を撮ってしまったんですが、どれも良い。写真のセレクトができなくて、見ているだけで夢の世界へ迷い込んでしまいそうです。

写真①は東側、②は西側からひょうたん棚をみたところです。葉がわさわさと生い茂り、完全なひょうたんジャングルとなっています。

写真③は奥に「長瓢」、「スーパー長瓢」。その前に「大瓢」、「大寿」など大型ひょうたんの形のいいものが並びます。そして、いちばん手前に写っている濃い緑色の実は、「かど瓢」の大群です。いろいろな形と、緑色のグラデーションが最高です!

写真④では、「ミニ鶴」がかたまりになって実っています。まるで、田舎のお家の軒下などに、縛ってぶら下げてある玉ねぎみたい。

そして写真⑤は、「縮緬いぼ瓢」です。ごろんごろんとこちらも大群。ひょうたんって、こんな実り方をする植物でしたっけ? と思うくらいの迫力。

写真⑥の斑入りの丸いのは、前回来た時はまだなりたてだった「台湾食用ひょうたん」です。実はだいたい高さ25センチくらいに育っていました。

写真⑦は、②に写っていた大型ひょうたんを少し近づいて撮ってみたようすなんですが、一つ一つが30センチから50センチくらいあるんですね。そのなかでも、見事に整ったプロポーションと美しい肌でひときわ目立っていたのが、写真⑧の「十成」です。見学に来られていた他のお客さんからも、「これが、美人コンテスト優勝やわ!」という声が漏れていました。

サイズ的に優勝だったのは、写真⑨の右側に写っている「大寿」でしょう。高さをはかってみると50センチを超えていました。こちらはしゅっと細長い形ですが、重量的にはもしかしたら写真⑩の「10貫目」が優勝かもしれません。直径40センチくらいに育っていました。

数えてみると、「縮緬いぼ瓢」は30個くらい、「かど瓢」と「ミニ鶴」は25個くらい、「台湾食用ひょうたん」は15個くらい、「スーパー長瓢」と「マランカ」もそれぞれ10個くらいできていました。ひょうたんではありませんが、「ヘビウリ」も30個くらいぶら下がっていました。

いったいどのような肥料を施しておられるのでしょう。どんなお手入れをされているのでしょう。プロのお仕事とはいえ、本当にすごいです。植物園を守っておられる職員のみなさん、感動をありがとうございます!

(1224日目∞ 9月12日)

※次回1225日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、9月18日(水)にアップします。9月16日(月)の奥田亮「でれろん暮らし」はお休みをいただきます。