急いで食べに行かなくちゃ!ひょうたん入りの〈夏カレー〉
by 丸黄うりほ
京都・東山三条にあるネパール料理店「ミニ・ネパール」のメニューに〈夏カレー〉が登場。8月下旬、私はインスタグラム と フェイスブックでそんな書き込みを見つけました(写真①)。
アップされていた写真①を見ると、〈夏カレー〉という大きな文字の横に「SUMMER 季節限定」とあります。カレーの写真には「採れたての野菜を使っています」という説明文。そして上の方には、キュウリやゴーヤとともにぶらぶらと下がる緑色の実と男性の写真。そこには、「私がそだてました(オーナー)」とも書かれています。
この野菜は、このお店の立ち上げにかかわったasuwa さんが去年私にくださった食用ひょうたんではないでしょうか?(写真②③)
食用ひょうたんをもらった経緯については「ひょうたん日記」1100日目と、1101日目に書いたので未読の方はぜひお読みいただきたいのですが、自己流の調理をしたので正しい食べ方だったという自信はありません。ひょうたん本来の美味しさを知るには、やはりお店に行って、本場の料理をいただかねばなるまい!
というわけで、さっそく〈夏カレー〉を食しに出かけてきました。
その日、京都は大雨に見舞われましたが、ちょうどお店に着いた時間帯には雨も上がって、普段通りに営業中でした。よかった。看板には目当ての〈夏カレー〉のポスターがしっかりと張り出されていました!(写真④)
「ミニ・ネパール」はメニューの種類がとても多く、さまざまなカレーとナンのセットはもちろん、豆カレーを中心としたダルバート、中華料理の点心にも似たモモ、ポン菓子のようなスナックが中心になったカジャなど、よりどりみどりで目移り必至です。一緒に出かけたヒョータニストのコンさん他、友人たち3人は楽しそうに迷いつつ、思い思いの料理をオーダーしていましたが、私は〈夏カレー〉一択。料理が運ばれてくるのをわくわくしながら待ちました。
さて、やってきたのが写真⑤です!メインの〈夏カレー〉(写真⑥)とともにお皿にはチャパティ2枚、生野菜、アチャール、ヨーグルトが添えられています。これは超ヘルシーメニューですね。
〈夏カレー〉に果たしてひょうたんは入っているのでしょうか?
まず目で見てわかるのは、グリーンピースと、ササゲのような緑色の豆が入ってること。透き通った白い野菜はダイコンのようにも見えますが……。
スプーンですくって口に入れてみると、ダイコンではない。これはまさに、去年のひょうたんの食感です。トウガンにも似ているけれど、それよりとろみがある感じ。
スパイスがきいているのに、とても優しい味です。あっさりとしていて、シチューや煮込み料理のように食べられます。チャパティにつけて食べるのが正しいのかもしれませんが、これだけで食べてもおいしい。
本場のひょうたん料理をいただいて、私は身も心もすっかり満たされました。
asuwa さんにきいてみると、この〈夏カレー〉が食べられるのは野菜がある間だけ。去年ひょうたんをいただいたのが11月だったので、まだしばらくはあるのではないかと思います。
「ミニ・ネパール」は、千本今出川と、東九条北河原町にも系列の食料品専門店が最近オープンしていて、そちらではカレーは食べられませんが、採れたての野菜を販売しているそうです。運がよかったら、食用ひょうたんを買うことができるかもしれません。
ひょうたんの味ってどんな感じ?と思われたみなさま。ぜひ、お早めにお出かけください!
(1223日目∞ 9月11日)