1週間遅れの雄花とうどんこ病。
by 丸黄うりほ
先週、第3の花ピークを迎えたウェスパシアヌス。しかし、なぜか咲くのは雌花ばかり。……などと言ってるうちに、あっというまに雌花ピークは終了。今度は雄花ピークがやってきました。
なぜこうもタイミングが悪いのでしょうか? ひょうたんの花が実になるには、雄花の花粉を雌花の花芯につけてやらないとならない。そして、ひょうたんの花は雄花も雌花も一夜だけ咲いて次の日にはしぼんでしまう、一夜限りの花なのです。
蔓を観察したところ、どうやらしばらく雄花ばかり続きそうな気配です。第3のひょうたんランデブーはなかなか実現しそうにありません。
先週、大きくなった実4個を収穫してしまったので、現在蔓にぶら下がっているのは8月に受粉した小さめの実3個だけ。葉もだいぶ黄色くなって、かなりカットしたためベランダはずいぶん寂しい感じになりました。
そのうえ、今になってうどんこ病が猛威を振るい出しています。
うどんこ病の軽いうちは、葉に白い水玉のようなカビがぽつぽつと生えてくる程度なのですが、ひどくなると葉全体が真っ白になります。放置しておくとどんどん他の葉に広がってしまいますので、やっつけるには病気の葉をカットしてしまうしかありません。真っ白になった葉をカットすると、そのときにもぶわっと胞子が飛びます。本当にうどん粉をまき散らかしたかのよう。
ベニカ EXなどのスプレータイプの薬も、軽いうどんこ病にはとてもよく効くのですが、ひどくなると追いつかなくなる感じです。
いろんな病気が出てくるのは、苗が年老いてきたからなのでしょうね。なんの病気もなく生涯を終えるひょうたんというのもなかなかないようなので、これは仕方のないことなのかな。
頭の中に「晩年」という言葉が浮かび……、秋の物悲しさを感じます。