フェイさんの畑で百成がお目覚め!千成には花も♡
by 丸黄うりほ
本日6月6日から明日にかけて、愛知県知立市で「第49回全日本愛瓢会総会・展示会・懇親会」が行われています。私たち「ヒョータニスト・パーティ」の面々もただいま知立に集まっております。そのレポートは後日、またここでご紹介させていだたきますね!
さて。きょうは、「ヒョータニスト・パーティ」のメンバーでもある、東大阪市のフェイ・ターンさんの畑から。我が家のベランダで生まれ、引き取っていただいたひょうたん苗のこれまでの様子をお知らせしましょう。
まず写真①をご覧ください。こちら、5月22日の千成ひょうたんの様子です。蔓がりりしく上を向き、とても順調に成長しています。さらに、写真②と③をご覧ください。6月4日の夕方には、ついに花が咲きました!
初めての花は、雌花だったようです。ふっくらとしたひょうたん型の子房が可愛いですね。子蔓についたつぼみ、たった一輪だけの開花で、お相手となる雄花君はいなかったようですが、他にもつぼみがたくさんついているそうなので、これからどんどん咲いてくるでしょう。この時期から喜ばせてくれるとは、なかなか早熟なひょうたん。これは豊作が期待できそうです。
さらに、フェイさんの畑ではもう一つ、素晴らしいミラクルが起こっていました。
今年、我が家で作ったひょうたん苗は、千成、珍品種のかど瓢、縮緬いぼ瓢の3種でした。あともう1種、じつは珍品種が発芽しなかった時のための予備として、百成のタネも手に入れて4月にまいていました。ところが、なぜかこの百成だけが期待に反して一つも発芽しなかったのです。
フェイさんは当初から百成の苗が欲しいとおっしゃっていましたので、タネ6粒を3ポットに2粒ずつまき、5月上旬に眠ったままの状態で引き取ってもらいました。「もう発芽しないかもしれないけど、一応持っていきますか?」と、私がフェイさんに尋ねたとき、正直いうと90%くらいはダメだろうと思っていました。
ところが……!奇跡は起こりました。
写真④は5月19日の夜だそうです。フェイさんが雨の降る中、畑をのぞきに行ったら……。なんと、2ひょうたんが目覚めているのを見つけました!すでに可愛い双葉になっています!
さらにその3日後には、手前のポットからも芽が出かかっているのを発見(写真⑤)。写真⑥は、その翌日、5月24日の様子です。なんとなんと、3個すべてのポットから双葉が生まれ、予期せぬ展開となりました。
「フェイさん、すごい!」と思うと同時に、「何事も、簡単にあきらめたらあかんな」と私は思いました。ひょうたんの生命力を信じて待ってやること。その力の強かったフェイさんのもとで、ひょうたんたちはわらわらと目覚めたということでしょう。
写真⑦は、その後、本葉も出始めた百成です。そして、写真⑧は、畑の様子。手前のビニールハウスでは、千成が順調に伸びてきています。そして、フェイさんは奥に、百成のためにもう一つのビニールハウスを急きょ作ってくださいました。
「今年の栽培は控えめにしようかな」とおっしゃっていたフェイさんですが、ひょうたんたちが離してくれない。またまたにぎやかな夏になりそうです。
(1186日目∞ 6月6日)
※次回1187日目は奥田亮「でれろん暮らし」6月10日(月)にアップ。
1188日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、6月12日(水)にアップします。